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 「EVERYBODY'S IN SHOW-BIZ」    1972

 スタジオ盤とライヴ盤という構成の2枚組LPで、スタジオ盤の方は、ミュージシャンの実像、心の葛藤や悲哀などをテーマにし、ライヴ盤はその虚像(ステージでファンを前にしてプレイする姿)をコンセプトに映像を含めて制作された物です。(映像はボツになったらしい)

 当時高校生だった私は「ローラ」「ヴィクトリア」「ユー・リアリー・ガット・ミー」など断片的にしか知らなかったキンクスと初めてアルバム単位で出会った作品です。「Celluloid Heroes」はハリウッド・スターの一生を通し、スターもファンも誰もが抱いていた夢を歌ったもので、これ1曲でこのアルバムすべてを現わしているといっても過言ではないでしょう。「Celluloid Heroes」や「Sitting In My Hotel」など昔から大好きでした。なぜかスタジオ盤の方ばかり聴いてますね。