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 「TEMPTATION」     1995

 大胆なことをやってくれたもんです。
「Calling You」がヒットしたホリー・コールが「トム・ウェイツ作品集」を作ってしまいました。
あのしわがれ声のトムの歌をジャズ・シンガーであるホリー・コールが歌うとどうなるのか?
トムの歌は声に反してメロディのきれいなものが多いのですが、
「Jersey Girl」などはTHE COLETTESなるコーラス隊を入れジャジーに決めてます。

 興味深いのは70年代の「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」から
93年の「THE BLACK RIDER」までのまるっきりコンセプトの違うアルバムの中から
満遍なく選曲されており、あのサントラ「ONE FROM THE HEART」からも
2曲選曲されていることです。
逆に78年の「BLUE VALENTINE」だけは取り上げられませんでした。

 しかし色んな歌い方のできるシンガーです。