10数年前、大阪駅構内の「ギャレ」というショッピング・ゾーンの中のあるお店で買ったもので、
オープン当初の「ギャレ」のテナントはアウトドアやエコロジー関連のお店が多かったように思います。
「川のせせらぎ」とか「大地の響き」とかいったようなCDに混じって置いてあったのですが、
まったく聞いたことのない名前で、ジャンルもわからず、
CDの裏をみると「Albatross」(ん?ピーター・グリーンの?)
「Ten Piedad De Mi(mercy mercy me)」(ん?あのMercy Mercy Me?)
と思いつつとりあえず購入。
4時間ほど電車に揺られて帰り、聴いてみる...
するとやっぱりあの「Albatross」と「Mercy Mercy Me」でした!
輸入盤でライナーもなく、音はまぎれもなくフラメンコ・ギター系で、
ギター・ウッドベース・パーカッションの3人編成で、
曲によってはキーボードやヴォーカルなどが参加してるもよう。
クレジットには琴で喜多嶋”真冬の帰り道”修氏の名前も。
中身は「癒し系」あり「ダンサブル」ありで、どの曲もスパニッシュの香り。
「Mercy Mercy Me」は「ちょっと陽気でちょっと穏やかな」フラメンコ・スタイルで
ヴォーカル入り(もちろんスペイン語)
一方「Albatross」はギターがメロディを奏で、琴がそれにからむ静かな曲です。
秋の夜に、旧家の縁側に座り、月に照らされた庭を眺めながら聴きたい一枚です。
OTTMARご本人のことは検索すればわかるのでしょうが、「謎」のままにしておくのもいいか...
私の中では正体不明。