マキOZのデビュー作で、当時ラジオで「午前一時のスケッチ」を聴き、翌日レコード屋へ走りました。
本作での特徴は、A-1「六月の詩」でみられるように、
静かな穏やかなヴォーカル・パートの後にハードなサウンドが続くといったような「静と動」というか「起承転結」がはっきりしているところでしょう。
長尺のA-1「六月の詩」A-3「Image Song」B-3「私は風」の間に
「朝の風景」「午前一時のスケッチ」「きのう酒場で見た女」というキャッチーな曲が交互にチリバメられ、
通して聴くとメリハリがはっきりしていて疲れません。
当時のステージでは「私は風」や「午前一時のスケッチ」などがよくプレイされてましたが、
「六月の詩」や「Image Song」などのヴォーカルもなかなか聴かせます。
とにかく捨て曲なし、70年代の日本のロック・シーンを代表するアルバムの一枚だとおもいます。