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 「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」     1974

 1stではプロデューサーの思惑とトムの意図が複雑に絡み合った作品でしたが、
本作ではプロデューサーも交代し、「土曜の夜から始まる男の1週間」みたいな
コンセプト・アルバムとも言えるでしょう。

 A-1「New Coat Of Paint」イントロのピアノに続くトムのヴォーカル、「1stよりもしゃがれてる!」
A-3「Semi Suite」は管入りでジャズっぽいこのムードに当時は狂喜したものです。

 とにかく、メロディの美しい曲がたくさんあり、(A-4「Shiver Me Timbers」
A-6「The Heart Of Saturday Night」B-2「Please, Call Me, Baby」
B-4「Drunk On The Moon」など)適度にしゃがれた声がそのメロディにのっかるとゾクッときます。

 私の「初トム・アルバム」で、一番好きな作品です。もちろん無人島行きです。