デビュー作ですが、デモテープ集「EARLY YEARS」からのリメイクも数曲あります。
代表作「Ol'55」は「EARLY YEARS」ではアコギ弾き語りでしたが
本作では、ピアノを交えたクァルテット編成で、
他のあらゆるカヴァー・ヴァージョンより断然素敵です。
本作にはフォーク調のものとジャジーなものが混在しており、
一貫性に欠けるような気がしますが、これはトム自身はジャジーな編成で、
ジャケ写の「場末の酒場の閉店時間(クロージング・タイム)」にピッタリの音楽を
イメージしたのに対し、プロデューサーのジェリー・イェスターはフォーク調の作品になるよう
軌道修正したと言われてます。