何ヶ月振りだろう?
3ヶ月お休みした茶道教室。このままお茶の世界から足を洗おうか・・・なんて考えも頭をかすめる。
今回、お稽古をお休みしたキッカケは、次男のお嫁ちゃんの入院で孫達の送り迎えなどがランダムに入って来た為ですが・・・
亡き母が私に託した茶道の世界、しかし実家の弟はその茶道の遺産(着物も道具も)を貸すことさえ拒んだ。
↑我が家の庭に、作ったツクバイ。次男がどこからか持って来てくれた。
結局、次の世代(孫達)に伝えたくても伝えられないジレンマもあり、母から受け継ぐべき茶道文化は私の内面にしか残っていない。形で表せない茶道に何の値打ちがあるだろうか?
おそらく、実家の『大量の茶道具』はゴミとして次の世代が処分するしか無い死んだ瓦礫そのものとなる。道具には一つ一つ独特の意味があり、取り扱いも季節によって全て変わる。それを頭で覚える事は数年では、到底難しい。身体に覚え込ませるのは、更に困難😓
母が苦労して私に伝え、私へのお免状も自ら申請をして道具も揃えてくれたのに・・・一度も茶道体験をした事のない母の息子がそれを拒む。何という事だろう・・・しかし、母が愛した息子なので仕方が無い。それら全てが死んでいる現在・・・私にその責任は無い。
母には申し訳ないが、私に託した茶道文化遺産は捨て去るしか無い。・・・となると、私は茶道のお稽古を続ける意味が全く無い。やる気も失せるし、お稽古をする意味もない。高いお月謝を払ってまで、母の意志を継いだとしても・・・それは無にしか過ぎないのでは無いか?『自己満足』さえ無い。
などなど考えなら、茶室に入る。
茶道を捨て去っても、母は許してくれるだろ。私の母への罪滅ぼしも、これ以上何も出来ない。もう、充分では無いだろうか?茶道とは、全く縁のないあなたの息子がそれを拒むのだから。
もはや、手を離すべき時が来たのかもしれない。
子供や孫達、次の世代に茶道を伝えられない悲しさは、母ならわかってくれるだろう。夏休みに来てくれた孫娘達に、この文化を伝えられない悲しさ、茶道を伝授した娘によって生かされない道具達を母もきっと地団駄踏んで嘆いていることでしょう・・・。せめて『水差し』だけでもお借りしたい🥲
もうすぐ私の茶道復活から3年、合計17年間良く頑張りました🥴・・・『母への罪滅ぼし』が終わった時、私と母の茶道は終わります。
茶道具は、普通の人にとって、ゴミでしかありませんから。





