NHKスペシャルで、料理研究家の栗原はるみさんの『悲しみを癒す人生レシピ』を録画して見ています。
5年前、72歳の時にご主人様を癌で亡くされ、その大きな喪失感に人生の目的さえ失いそうになられ、打ちのめされた彼女。そのヤツレたお姿にビックリ
見ているうちに、私自身と重なり、その痛みに共感し過ぎて前に進めず・・・ビデオを何度も止める事に。まだまだ最後まで見終われません
私の場合、2年前に突然死した夫が亡くなった直後から襲った『料理に関わる恐怖』です。スーパーの食料品売場には、全く近寄れません・・・食料品の何を見ても悲しみが恐ろしい程に私に襲ってくるからです。今でもスーパーにいる間中その心の痛みは続いています。
初めて気が付きました・・・私は彼の為に献立を考え、彼の喜ぶ顔を想像しながら食材を手に取っていた事を。
例え作っても、夫はもう食べてくれない・・・大食漢で、外食を嫌い、私の手料理をいつも楽しみに待っていてくれた彼が居ないのに、自分の為にだけ作るなんて・・・『おひとり様レシピ』だなんて・・・そんなの辛すぎる。
全く作る意欲を失った私は、栗原さんと同じく食欲が全く無くなり、ドンドン痩せて行きました。
そんな私を救ってくれたのが、『ミールタイム』の冷凍オカズ。
「もう，彼の為にお料理する事は無いよ。コレからは私が貴女（私）の為に、お料理を作ってあげよう・・・」
と『ミールタイム』を通して、神様からの慰めがあり、やっと健康を取り戻しました。
今も自分の為に，あれほどの手間暇かけたお料理は作れません。家族のために、夫の為に作っていたお料理。自分の為に喜んで作れる日は来るのでしょうか？多分私には来ないと思います。
栗原はるみさんが，ご自分のためにお料理を作り始められた？事・・・ご自分の意思であれば、すごいと思います。もし、仕事（NHKの撮影の為に）であのご主人のポテトサラダを作る事になったのであれば、虐待です。←私なら傷口に塩を擦り付けるような作業です。私にはまだ？・・・おそらくコレからも出来ません
お料理研究家の栗原さんにとって、料理そのものが今は苦行になっているのでは無いですか？私なら自殺行為です。もう『ごちそうさま』を言ってくれない夫の居ないお料理は、地獄か拷問だったのでは無いでしょうか？←コレは私の気持ちの単なる投影かもしれませんが・・・
大好きだったお料理、45年間作り続けた私の得意料理は、全て捨てました。悲しすぎて心が壊れてしまいますから。
朝は、パンとコーヒーだけの彼は、朝ごはんに味噌汁やサラダなんて、絶対に食べませんでしたから・・・コレなら悲しみに襲われずに出来る❣️と毎朝丁寧に私の為に作っています。
不思議です。彼の嫌いな食べなかった料理なら、作れそうな気がするのですから🤭