先日、表千家の総会でビックリした事。

去年よりはるかに多く、ほとんどの女性会員が和服👘着物を来ておられた事。


更に・・・男性諸氏の服装と言えば、鴻池支部長以下役員等表千家大阪支部の顔と言える方々の男性が、『京都のお家元』以外はほとんど洋装だった事です。


コレは何を意味しているのでしょうか?


茶道・表千家の総会に、本当に着物は必須か⁉️

という事です。このままでは、現代の若い女性達には、とんでもない障壁となる事でしょう。


総会にまで、正装(上質な着物ばかり)しなければならないとしたら、歌舞伎役者の稽古場に舞台衣装を最初から着ていくことと、同じです。


衣装は、リハーサル及び本舞台でのみ着装される歌舞伎が、日本文化を疎かにしているでしようか?むしろ、伝統的な衣装をサスティナブル、持続可能に継承していく為に、柔らか物の着物は、ここぞと言う時だけ着る。コレが茶道の本道では無いでしょうか?


決まり事で成り立っている『茶道』特に、表千家は、形を重んじる。トーゼンに茶道人口が減り続けます。


文化庁『令和 2 年度 生活文化調査研究事業(茶道)調査』より↓





この20年間で1/3となった、表千家茶道会員。

このまま、衰退を続けるのか?

それとも・・・小林一三宜しく、時代に合わせた茶道を創造していくのか?


私は、『本来の姿と形式文化を厳密に守り続ける事』と共に、『あらゆる角度から変化を恐れず茶道を革新的に掘り下げる』つまり日本の美意識は、過去だけにあるのではなく、未来にも存在している事を高らかに宣言していく事こそ、表千家・茶道が復興して行く最後の方法では無いでしょうか?


小林一三の作った椅子式の茶室や洋風の茶道具は、その片方の未来を言いたかったのでは?

つまり、サスティナブルな茶道にする決意が必要でしょう。