お庭の手入れは、涙なしには出来ません。

今日は、2階のルンバを回しながら、一日中お庭の整理とお掃除をしました。

木香薔薇が満開です。

マリンが亡くなった時も、木香薔薇が、咲き溢れていました。我が家にとって悲しみの花です。

２月は夫、３月は実家の両親、４月は夫の父、５月は夫の母とマリン、其々の命日。

歳を取ると言うことは「失う事を意味する」と聞いていましたが、それは体力や若さを失う事だと思っていましたが、それだけではなく、身近な人や愛する人を次々と失う日々でもあるのですね。

それが歳を重ねると言う事なんですね。

庭仕事をしながら、庭の造作物や花々は、どれもこれも夫の作品群・・・、泣けて泣けて仕方がありませんでした。夫が敷き詰めたレンガの造作物の間の雑草を抜く手に、涙がこぼれ落ちます。美しい花々が咲き始めています。去年再びリベンジで植えたスパニッシュビューティーが咲きはじました。

この庭で初めて咲いた遠い昔のスパニッシュビューティー。這わせる為の造作物の名残が、裏にありましたが、先週の土曜日次男と処分する為に片付けました🥲

この庭は、夫と二人で作り上げた私達の共同作品。家の中や旅行より、一番思い出がある場所です。壮絶なケンカをしながら、作り上げた我が家の芸術的な庭・・・そして鳥の来訪や巣立ちを共に味わい楽しんだ素晴らしい場所・・・。

作業していると、昨日夫の窓からコチラを覗いていた山鳩が再び来ていました。

私がお庭で仕事をしている間、庭や木々の上で何度も何度も見かけました。中学時代から鳩が大好きだった夫は、山鳩となって、この庭と私を見守ってくれているのですね。