「来週のオープン戦で審判をお願いできませんか?」
当時の審判部長にこのような声をかけられました。
後に私が審判部長になるわけですが、
お願いするほうはかなり大変です。
お父さんにも色々なタイプがいるわけでして、
その1人1人のタイプを考えてお願いするわけです。
また、学年に選手が9人いたとしても、
そのすべてのお父さんが来るわけではありません。
来るお父さんも全員が全員審判に前向きではありません。
試合の審判が、出場する選手のお父さんだけでは回らないこともあります。
そういう時は他の学年のお父さんに協力を依頼することになるわけです。
この時は、
「どうしても出場する学年のお父さんがこれないため何とかお願いしたい」
とのことでしたので受けることにしました。担当は1塁審です。
中学まで野球をやっていたのである程度自信はありました。
しかしいざ試合が始まり内野ゴロがさばかれ1塁に送球されると・・・・
わからないんです・・・・
アウトかセーフか・・・・
そして小さな声で首をかしげながら「セーフ」「アウト」のコールをするのです。
私は子供たちに申し訳ない気持ちになりました。
考えてみてください。
オープン戦であろうと子供たちは1戦1戦真剣に試合をしているのです。
それなのに審判である父が、「やったことがない」という言い訳をして適当にジャッジするんです。
子供には、
「ルールを守れ」とか「真剣にやれ」
と言うくせに、自分がしっかりとやらなかったのです。
この日をきっかけに、
私がお父さん審判という役目を真剣に考えるようになっていくのでした。