1 | jeranium

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今朝突然思い出した。

君の夢を見たことを。



君は眠っているようで私は横にかがんで君に触れていました。


あれから私はあの時の事を極力考えないように努めてきました。

あの状況を認めることは耐えられないことであったから。


まわりには何もなく、私は何も考えていませんでした。

ただ君と私がそこにいて、それはそれは静かな空間でした。


君が最後に見たものは何だったの。

何もできない私だったのでしょうか。

窓の外に広がる夕方の空だったのでしょうか。

それとももう既に君の目は何も見ることはできなくなっていたのでしょうか。 


君が最後に少し首をあげて私を見た時、そんな風にみないでと思いました。

君が最後に何か言おうとしているなんて思いたくありませんでした。

私は全てを受け入れることができませんでした。


君の体がぐにゃっとなる瞬間も、感じたくなんかありませんでした。

君がいなくなってしまった体を抱くことができませんでした。

私の体にそんな記憶を残したくありませんでした。


私はその状況を空間を全てを受け入れたくありませんでした。



横たわる君はとても平和で、私は君がもうこの世にいないなんてことに全く気づいていませんでした。