1月8日のMRI
先に終わったおじちゃんは「よー寝とったわ」と奥さんに余裕で話されてました

着替えて、カドリニウム造影剤の注射
MRIの台の上へ
胸を二つの窪みがある台に入れて、顔はタオルがしいてある小さな台に入れて、両手を上げてうつ伏せになるという姿勢

顔を入れる台が小さくて息苦しく、ちょっと苦しいと言うと、おでこに小さな台を置いてくれてこれ位しかできないとのこと

ヘッドフォンをつけてもらったが、私は耳から頭頂部を通って耳までが人より長い
(ウィッグのサイズ表で発見した)
だから耳の穴がヘッドフォンの真ん中にいかない
「頭がでかくてすみません」と言うと「いえいえ、このヘッドフォン緩んでるんですよ」となんとか装着
「何かあったら右手に持ってるブザー鳴らして下さい」と検査開始

そして、MRIはゆっくりと動き出しました
そして、そして、途方もない大音量が!
耳をつんざくというか映画館のアクションシーンの何倍もの音量が!
う、うるさいー!
しばらくすると止みます
するとまた動くとともに大音量が!

耳がやられる
このままでは耳がと思うのですが、昭和生まれの中年女の性
ブザーが押せません
これくらいなら我慢しないといけないんじゃないか
ブザーを押したらこの機械を止めて手間をかけてしまう
頭がでかいから仕様がないんだ
我慢するしかない
さらに息をするのも苦しいこの顔を入れてる小さな台
く、苦しい、、あのおじさんはきっと仰向けだったんだ
だから寝ていられたんだーそうに違いない
こ、これは苦しい
そしてうるさすぎる

そんな昭和女の性と耳をつんざく大音量+息が苦しい闘いは続き、もう終わるか、あと一回で終わるか、もうブザー押したい、でもここまで耐えたのにもう終わりに違いないというはかない希望は、長~く繰り返され

「終わりましたよ~お疲れ様」の技士さんの声にわずかに顔を動かすと、ヘッドフォンはもう耳から外れて頭についてました

あーやっぱりちゃんとついてなかったんだーいくらなんでもうるさすぎたわ
と思いながらふらふらになって検査終了

この後一週間
歩いてるとまっすぐ歩けない
頭がフワフワする
耳の奥の方に違和感
これは脳に転移したに違いないとネットで検索しまくる日々が続きました

MRI以来、我慢はいかん!と学びました
我慢すると自分のクビを絞めることになると平成を生きる昭和女は肝に命じたのでした