「不育症」という病症を聞いてから、
とにかくネットで情報を探り漁った。

いろんな情報があったが、
調べる中で私が感じた印象は
「まだ認知度も低く、治療方法も模索中」

いくつかの原因と挙げられる症状もあるが、
やはり「自然淘汰」や「原因不明」といった言葉も見かける。

ただ、不育症と診断された私たちのような
患者で、子供を望む人に出来ることは

出来る限りの原因究明と、
現段階で推奨される治療を行う

これしか答えはない。



この認知度の低い不育症について
専門的な病院もなかなかヒットしない。
私が住んでいる地域はかなり大きな市だが、
市内に2ヶ所しかなかった。

しかもひとつは婦人科のみ。

やはり、トータルで診てもらいたいので産婦人科がいいな。

今まで診ていただいていた病院は総合病院だが、
先生が女医さんでとてもやさしく、
産むならこの先生のもとで…!と思っていたが
苦渋の決断で専門医にかかることにした。

お世話になった先生にも伝え辛かったが、
お願いして紹介状を書いて頂き、
程なくして不育症の専門医を訪ねることにした。

2度目の流産手術の際、主治医の先生から

2度流産が続くことは何か原因があるかもしれないので、
一度摘出した胎児の染色体異常をしてみないか?
と言って頂いた。

私も「なぜ?2回も?」という疑問が巡っていたので、
すがる思いで先生に検査をお願いすることにした。

検査結果は1か月後。
何度か「検査結果出ていますか?」と病院に問い合わせたが、なかなか出て来ないようだった。

術後2ヶ月してようやく結果が出たとのことで
夫と聞きにいくことになった。

結果に時間がかかったのは、胎児が小さく、
検査するために細胞を培養してから検査をしたため
時間を要したとのことだった。

そして先生から出されたのは、昔授業で見た染色体の図。

それだけでは理解できなかったが、
染色体自身に異常は認められない、という結果だそう。
そして胎児は正常胎児女児と書かれていた。


女の子だったんだー

あんなに小さな胎児で、もう性別までわかるのか。

何だかそれを聞いて増して心が締め付けられる。

そしてこの日先生から初めて「不育症」のことばを聞いた。

胎児に異常がないとすれば、原因はいくつかに絞られること。
子宮の形状の異常や血液血栓の問題、
両親の染色体の異常、
はたまた原因不明の流産。

今の状況で出来る限りの原因究明をしましょう、
と言ってくださった。

「不育症」ッテ、ナンダ?

その日から私の携帯ネット検索ワードが
不育症がトップになる。

一度目と同様、掻爬手術を行い、

仕事も都合をつけて一週間程休みをもらった。

手術は心も体も傷つける。

回復は順調だったが、やっぱり…

心がついていかない。

夫や息子の毎日の生活に影響しないよう

普段通り家事して子育てして、

笑ったり、怒ったり。

心に空虚感は残れども、毎日をこう過ごせていること、

本当はとってもとっても有り難く

また幸せなことなんだな、と感じたりもした。