アンニョンハセヨ〜貞洞劇場です
今日は只今貞洞劇場で公演中のもう一つの公演をご紹介します
<パンソリ:オセロー>です
シェイクスピアの<オセロー>と韓国の説話<チョヨン>をモチーフに
創作されたパンソリ公演です
実はこちらの公演は国内向けのパンソリ公演で、
今までご紹介してこなかったのですが、
韓国のパンソリにご関心ある外国のお客様たちも
たくさんお越しにいらっしゃいましたので、
こちらでご紹介することになりました
ご予約は貞洞劇場ホームページの韓国語ページからもしくはお電話でのみのご予約となっております
公演基本情報
公演名:2018貞洞劇場創作ingシリーズ<パンソリ オセロー>
公演日程:2018年8月25日(土)〜2018年9月22日(土)
公演時間:火曜日〜土曜日20時、日曜日15時(月曜日休演。9月7日〜9月9日公演なし)
チケット代:R席4万ウォン、S席3万ウォン
*7歳以上ご鑑賞可能(小学生以上ご鑑賞可能)
主催、制作:財)貞洞劇場
お問い合わせ:貞洞劇場 02-751-1500
シェイクスピアのオセローが韓国のパンソリと出会った!
東洋女性の目から再解釈した男性オセローのお話。
創作ingシリーズの最初の作品となった<パンソリ:オセロー>が始まりました。この作品は2017年11月国立アシア文化殿堂で最初の公演を行い、シェイクスピアの名作<オセロー>をパンソリの公演の様式で伝える作品です。
<パンソリ:オセロー>は19世紀朝鮮の妓女である說婢の ‘丹’を通じて出会うオセローの物語です。
原作が男性中心的な状況と世界観を背景に虚心、嫉妬、破局を通じて人間の内面の暗い部分を話すのに対し、<パンソリ:オセロ>は女性的、東洋の価値を作品に加え、原作の悲劇性を超越し代案的世界観をお見せします。
妓女”丹”はお話を繰り広げる身分であるけれど、妓房では主人公です。
”丹”がある日、人を集めて、”遠いところから伝えられた話”としてオセローの人生について
自分の声に合わせて歌を歌います。
話の中の登場人物(オセローなど)は高い身分であったが、欲だけに生き、
結局人生堕落していきます。
”丹”はこれらの登場人物の人生を悲しい気持ち聞かせながらも
第三者の目からの
冷静な分析を加えています。
自分独自の視覚を表現しながら、
話の導入と
客観化を同時に観客の皆様に
お見せ致します。
<パンソリ:オセロー>はお話、歌、お話と話を自由に展開するパンソリ特有の韓国伝統様式の古典に出会いながら、パンソリの音を通して、観客の皆様に独特な世界へご招待いたします。
新羅のチョヨンからオセローを思い浮かべる!
くすんで赤い顔の光, 独特な目と鼻、胸からて足までぐるぐる巻きついた頑丈な毛。 異邦人ということだけは分かり、秀でた知恵で官位と美しい妻を持つチョヨン。チョヨンを憎む伝染病のシンがチョヨンの妻を唆し共に寝ることになります。
<パンソリ:オセロー>は新羅のチョヨンからオセローを浮かび上げました。作品はチョヨンの話を急ぎ早くして始まります。
遠い異国で同じ状況になった者たち。チョヨンと違ってオセローはイアーゴの仲違いの工作にまんまとハマってしまいます。結局妻を殺そうと首を締める悲劇的な運命と言えます。 作品はこのような違うような異邦人たちの話を加えながら、東洋と西洋の世界観を比べながら面白さを伝えています。
あらすじ
これはとても場所から来た話。悲しくて残忍な話の中の可哀想な者たち。
昔々、ある国にいた異邦人チョヨンの話。人物としても知恵も秀でたこの人を唆した疫神は嫉妬心でチョヨンの妻と共に寝る。この話を聞いた芸妓設婢の丹は話題になったところで“遠くから来たお話”オセローを聞かせる。
イタリアのベネチア、そしてキプロス島での話。ベネチアの有能で名高い将軍オセロー。オセローから信頼を受けていながらも高い地位に就きたいイアーゴは部下のキャシオに復讐心を持たせ、オセローにオセローの妻デスデモーナとキャシオが密会している誤解をする状況を作る。結局イアーゴの嘘に騙されたオセローは嫉妬から妻のデスデモーナも殺す。その後全てのことが嘘だった騙されたと知ったオセローは自分の首を締めて死ぬ。
この話を伝える丹はイアーゴのズル賢い部分、オセローの愚かな部分、デスデモーナについての同情心を話しながら話を展開していく。 話を終えた丹は話の中の人物たちの数奇な人生を気の毒に感じため息もし、、、。
9月22日までの公演となっていますので、
韓国のパンソリに興味がある方はぜひこの機械にパンソリを聞きにきてください