取締役として目下再生中の靴の会社ですが、今シーズンから立上げた新ブランド「aloor(アルーア)」が引き続き好調です。
とはいえ、現在のお店「レシピエ」の品揃えを見ると、お客様に対して提案出来ていないテイスト、価格帯の商品があり、早急に対応していかないといけません。

そこで、、、

またまた新しいブランドを立ち上げます!!

ブランド名、テイスト、価格帯などはまだ言えませんが、お客様にとって「あそこのお店に行けば、必ず気にいったものに出会える」と思ってもらえるよう、選択肢を広げていきます。

こういった形で迅速に(2シーズンで2ブランド立上げ)新しいブランドが、しかも単にラベルを作るだけでなく、お客さまから支持されるブランド、商品が作れるのも本物のクリエイターがいるから!

私みたいな左脳人間(笑)が理屈をこねてもクリエイティブがなければ絵に描いたモチ。。

その分かりやすい例は不振に喘ぐブランドや商品に見ることが出来ます。

不振のブランドを見ると、要因は2つに1つ。
クリエイティブの質が高くない(イケてない)か、マネジメントが良くないか。

前者は、消費者の視点で見ればひと目で「イケてない」と分かるのですが、商品に対して100人が100人ダメだしをする訳ではなく5人位は「私これ好き!」という人がいるため、そういう声を聞いてしまうと元来クリエイティブを評価する力のないマネジメントタイプの人間は迷いが生じてしまうのです。

後者はせっかくクリエイティブが消費者目線で良いものを作っているのに、口出ししてダメだししたり、おっさんの感覚しか持ち合わせていない(笑)のに、わかったようなことを言ったり...

そういうタイプのマネジメント(経営者)に限って、自分の役割であるはずのMDやクイックに追加生産を実現して売れ筋商品の欠品を撲滅する、といった左脳人間ならではの役割を果たせていなかったりします。

このブログで何度も述べている様に、大事なのはクリエイターとマネジメントの信頼関係とお互い死守する役割、境界線を明確にしておくことです。

そんな偉そうなこと言って「お前はどうなんだ?」と言われれば、その境界線を踏み越えかけ、クリエイターにダメだしされる日々なんですが(笑)、試行錯誤しながらお互いのベストな距離感をはかっていきたいと思います。

冒頭の新ブランドは正に今日、今年のAWのデビュー作の企画を詰める会議。

お客さんに「欲しいっ」と言ってもらえるように頑張ります!