「戦略」とつく仰々しい表題の割には軽いエントリーです。笑

マクドナルドの客単価がアップしています。
不況が長引くこのご時世で、です。

ポイントは2つです。
1つ目は、100円マックやコーヒー無料などで来店の敷居を下げている、ということ。(まずは多くのお客さんに来てもらう)

そして2つ目は、期間限定バーガーや復刻品(チキンタツタ)など価格は高い(期間限定バーガーのセットは700円を超える)が目をひく商品の投入により、顧客の衝動買い、ついで買いを誘発している、ということです。(来店したお客さんの何割かは高単価商品を買っていく)

この2つを同時にやらず、順を追って進めたところに、マクドナルドの(原田社長の)経営能力の高さがうかがえます。

いずれにせよ、全国のお店をリニューアルしてキレイにすることで顧客にとっての居心地の良さを高め、安い商品だけでも良いし、期間限定商品でも良いし、、とお客さんに選択肢を与える、というサービス業として消費者のニーズに愚直に応えている、ということだと思います。

読んでいて気がついたかもしれませんが、実は上記のセオリー、アパレルなど他の小売でも一緒なんです。

単価の低い商品で呼び込み、ついで買いを誘発する。。

「大金は投じられないけど、あるお金で賢く買いたい」

刻々と変化してゆく消費者のライフスタイルにどう先回りして対応するか。。
周りをつぶさに観察すれば、まだまだ商機はいくらでも転がっていますね。

■期間限定商品の逐次投入で顧客のついで買いを誘発する。写真はカリフォルニアバーガー
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