先日、私が社外取締役として支援している外食企業で不振店テコ入れのための会議を行って来ました。

外食といっても様々あるのですが、一般的には「立地」「味」「サービス」「価格」の4つの要素でお客様の入るお店とそうでないお店が決まります。

ただ、全ての要素で満点を取る必要はなく、4つの項目の総合点と組み合わせで決まる、と理解してもらえれば良いと思います。

駅前など立地が図抜けて良ければ、はっきりいってそこそこの値段でそこそこの料理を出していればお客様は入って来ます。

一方、駅から歩いて10分、しかも目立たない路地裏にある隠れ家的なお店であれば、「味」と「サービス」で駅前立地のお店を凌駕するか、「そこでしか味わえない(もしくは経験できない)」という、「オンリーワン(他と比べられない)」を実現するか、ないしは圧倒的なまでの低価格にするか、といった闘い方のいずれかを選択する必要が生じます。

まあ、ごたくは良いとして、この会社は駅前の「好立地」だけが取り柄、という典型的なパターン。

好景気の際は駅前立地であるだけでお客様に来ていただいていたのですが、不景気化で消費者が財布の紐を固くし始めると、立地以外に取り柄のないお店からは客足が遠のいて行く、という必然的な結果に。。

そこで、今回はそんなお店の一つである、相鉄線「横須賀中央」駅にあるラーメン屋を改革することに。

改革対象店舗のラーメン
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手始めに自社および競合店舗のラーメンや炒飯、餃子など主なメニューを洗いざらい試食して来ました。

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約半日で4、5食食べてさすがに胃がもたれぎみですが、成功のイメージはつかめました。

結論から言うと、味でも価格でも他店に負けているラーメンと餃子を完全リニューアル。
横須賀エリアではトップクラスのコストパフォーマンスに持っていけると思います。

今後一つずつ試食をしながら新メニューを決めていきます。

随時こちらでも報告していきますね。