「自己破産の申立て準備を始める」と

代理人を介して知らせてきた前夫。



私に残された最後の道は

差押えしかありませんでした。



とはいえ

ほとんどの法律事務所でも言われたように

前夫の破産手続開始が決定されたら

ソッコーで効力を失います。



それでも何もしないでいるよりマシ

という気持ちで

クタクタの自分を奮い立たせました。



申し立てを弁護士に依頼すると

数十万円もの費用が発生します。



前夫の自己破産によって

共有財産も収入も無くすかもしれないのに

そんな余裕はもちろんなくて



法律に関してド素人の私でも

こうなったら自分でやるしかないと

思いました。



ネットで調べ

テンプレートを参考に

債権差押命令申し立てに必要な書類を

自己流ですが作成します。



裁判所の職員の方に何度もダメ出しされ

書類を突き返されながらも

訂正を加えては窓口に通う毎日。



しまいには

「弁護士に頼んだらどうですか」と

呆れられたりもしました。



こんなことを自力でやる人は

ほとんどいないのでしょう。



それでも通い詰めた甲斐あって

そして呆れながらもつきあってくれた

職員さんのお陰で

すべての書類が仕上がりました。



やがて差押えが始まります。



でもそれも裁判所が

前夫の破産手続開始を決定すれば

すべてがおじゃん。



その知らせがいつ来るか、

ビクビク怯えながら待ち構えてました。



しかし待てど暮らせど

「破産手続開始決定」は届きません。



そして10ヶ月後に

自己破産申立を受任したはずの

前夫の代理人から

『解任通知』が届くのでした。



つまり前夫の自己破産騒ぎは

私に差押えさせないための脅し=狂言

だったのです。



ADHD(注意欠陥多動性障害)や

ADD(注意欠陥障害)の人たちは

発想がユニークで

アイディア豊富とよく言われますが、



これがもし前夫のアイディアだとしたら

とても残念です。



そうではないことを祈りつつも

彼がその選択をしたことだけは間違いなく



法律を盾にした卑怯なハラスメントは

私の胸をグサリと刺して

突き抜けていきました。


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最後まで読んでくださって

ありがとうございました Wハート


優しい季節の到来ですね。



(鴨の御夫婦)


皆様に

素敵な出会いが訪れますように きらきら!!


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