公共図書館の本棚をぷらぷらしていて目についた本です。



 

 中島敦の名作、虎に変身した男が、かつて望んだ名声と挫折を語る「山月記」、弓名人を志す男は、修行のはてに究極の技に達する話「名人伝」、敵地に捕らわれた将軍は、祖国への裏切りに心揺れる話「李陵」の現代語訳版です。


高校の国語で読んだ「山月記」。改めて読んで、改めて良いなぁと思いました。短い文章で的確に心に残ります。小前亮さんの現代語訳がよいのですらすら読めました。


読むのが苦手な中学生の読書感想文にもいいかも。自由課題だから読むの苦手な子はやらないと思いますが。薦めてみよう。