2016/8月
癌センター病院での初診時に手術の方法を聞いた時は…
心の準備が無かった私は大袈裟な話でなく、まさか、まさかの卒倒
顎ごと癌を切り落としてしまう。
…んな馬鹿な…。
癌センター病院に来る前に公立病院で癌告知を受けた。
その公立病院での手術、治療は、
抗がん剤を一週間投与
その後放射線治療治療
もう一度抗がん剤投与
そして、小さくなったら手術。
(公立病院での、この↑手術もさほど大きな手術とは思っていなかった)
だから、癌センター病院での予想もしてない手術を言われた時の衝撃は大きかった。
癌センター病院の手術の説明を聞いた主人は
「先生是非お願いします。」曇りのない返事
(そりゃぁ、癌を根こそぎ切除できれば身内は嬉しいわ)
下顎骨の切除手術
図5
歯肉がん、口腔底がん、頬粘膜がんなど、口腔がんの一部では下顎の骨の切除を行うことがあります。下顎骨を切除する術式としては大きく辺縁切除と区域切除に分けられます(図5)。
【辺縁切除】は下顎骨の高さの1/3から1/2程度をそぎ取ってくるような切除で骨の連続性が保たれます。
【区域切除】は下顎骨を完全に切り離してしまうので骨の連続性がなくなります。このままでは、食事が咬めなくなってしまうので、切除した部分に骨を移植したり金属のプレートを用いて下顎骨を再建したりする事があります。
私の手術は下顎骨区域切除。
生活の質の低下は当然
低下どころか真っ逆さま
不自由な事や苦しい事は沢山ある。
とはいえ…今は…家事ができる。無理はできないけれど遊ぶ事もできる。
主人と口喧嘩もできる(言いたい事が言えるって事)
ふとした時、何気ない日常…そんな時思うのが
今がある幸せ…ここまでこれたのも…
癌センター病院の先生方、看護師の方々のお蔭だと思い
感謝の気持ちで一杯です。