2023年11月_香港旅行記【その25】榮華茶餐廳 | 香港道楽 弐番館

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永遠のパートナー太之輔との香港旅行が、いつしか太子の両親も一緒の親子旅行に♪いつまでも全員元気で行けるといいナ♥プロフィール画像は太子と太子父のチェックイン風景です

 香港旅行四日目。

 なので。

 迎える三回目の朝。

 

 香港に来て最初の朝食は飲茶でした。

 二回目の朝も飲茶。

 そろそろ茶餐廳の早餐、つまりモーニングに行きたくなったワタクシ太之輔であります。

 「じゃあアタシはタマゴサンド!」と、ウチの奥さん太子さんもこのプランに乗ってくれました。

 

 今回宿泊したE Hotelがあるのは北河街。

 周辺は「これでもか」と言うくらい茶餐廳だらけ。

 店選びには大いに迷うところなのですが。

 

 前の日にあったエピソード

 とある茶餐廳にて。

 店の前に出ていたメニューを「参考までに」と見ていたウチの奥さん太子さんとワタクシ太之輔。

 すると。

 それを認めたらしく店から飛び出して来た一人のオバさん。おそらくはこの店のマダム。メニューを指差しつつ、ワタクシたちに向かって説明をしてくれるのです。

 「モーニングはもう終わっちゃったの。いま出せるのはコッチね」みたいなことを言っていたのだと思われます。「とりあえず見ていただけ」のワタクシたち。「ま、また来ます」と、申し訳なくも退散して終わったのですが。

 「でもああいう積極的な姿勢は素晴らしい」と言うウチの奥さん太子さん。

 マダムの行動に痛く感銘を受けたよう。

 そして。

 「あのマダムの店なら、ちゃんとしているに違いないわ」

 初めての茶餐廳。どこを選ぼうと「冒険」であることには変わりがないのです。

 ならば。

 多少なりともそうした「良い印象」のある店にするべきか。

 というわけで。

 やって来ました「榮華茶餐廳」。
 ホントにもー典型的な香港の茶餐廳です。

 この日は日曜日。時刻は7時30分くらい。

 店の中は、ほぼ満席。

 「休みの日の朝は茶餐廳店で」という人はやはり多いのでしょう。

 どうにか空いていた入り口近くの丸テーブルに通されました。

 ではメニューを拝見。コチラ↑は通常の「早餐」メニュー。

 

 別紙の「早餐1」と「早餐2」は、ちょっと高級?

 それでは注文いたしましょう。

 「んごーい」と店員さんを呼ぶと、メモを片手にやって来たのはマダム。

 マダムは昨日のワタクシたちのことを覚えていてくれた感じ…かな?

 

 んーとね、ひとつはサンドイッチ。具材はタマゴ。飲み物はホットミルクティーで。

 それとモーニングのBセット。パンの種類はトースト。飲み物はホットコーヒーで。

 と、ワタクシ太之輔、流れるようなオーダーであります。

 「きゃー、ステキー」と、太子さん。

 しかし。

 「でもメニュー指差しながら注文してたけどねー」と、スルドイ指摘も忘れない太子さんなのであります。

 

 さてワタクシたちの座る丸テーブル、ポジション的に頻繁に横を人が通るので、あまり居心地がよろしくありません。

 フト見れば、奥のボックス席から客が立ち上がるところ。

 そこで「あっちの席に行っていい?」と身振りで聞いてみますと、「はーい、どーぞ」とばかりにすぐ食器類を移動してくれました。

 最初に通された丸テーブル、やはりあまり好まれないようで、地元の客も一旦は座ったものの、すぐ席替えを願い出ていましたよ。

 ここ香港において「席の変更」は、店側からそんなに嫌がられることでもないみたい。

 まあ客の回転は速いですしね。

 やっぱボックス席は落ち着くわー。

 そして待つことしばし。

 まずテーブルに置かれたのは二つのカップ。

 太子さん注文のティーとワタクシのコーヒーです。

 運んで来てくれた店員さん、「こっちがティーね」と。

 そう、この二つ、見た目では違いがほとんど分からないのですよ。

 ちなみにですが、上の写真、手前がコーヒー、奥がティーです。

 次に来たのは太子さんのタマゴサンド。

 味付けは、ほぼなし。火加減だけの勝負。火が通っているのに固くないのです。

 ワタクシ太之輔のBセット。トーストとハム入りオムレツ。

 それとインスタントラーメン。牛肉サテーが乗っているのです。

 麺はインスタントだけど、スープが文字通り店の持ち味。ワタクシがこれまで食べた中ではベストかも。
 

 いやー、やっぱいいですわ茶餐廳のモーニング。

 すごくおいしいというわけではないけれど。

 人にすすめたいわけでもないけれど。

 地元の店で地元の人々の中に埋没して味わう地元の日常食。

 香港を訪れたら、一度はこれをやりたいワタクシ太之輔なのであります。
 

(太之輔)