染色体(せんしょくたい)という言葉をきいたことがあるかな?
ひとの細胞の中には46本の染色体という遺伝情報(DNA)が詰まった(パックされてる)構造物があるのだ。
(遺伝情報DNAとは体を作るための設計図なのだ。)
染色体は、第一染色体から第22染色体まで2本づつペアであって、あとの二本は性染色体ね。
性染色体は性別を決定している遺伝子がパックされてて男の染色体はY、女の染色体はXなのだ。
だから、ふつう男性は46,XYと表記され、女性は46,XXなのだよ。
おとこにも一個Xがあるんだよ。
性染色体を含めて染色体がペアなのはひとつがお父さんからもひとつがお母さんからもらってるのね。
(お父さんのXをもらうかYをもらうかで性別がきまります。)
この染色体を本にたとえて言うなら・・・・・・46冊の壮大な情報が詰まった百科事典のようなものです。
たとえば、第14巻の下の32ページ(つまり第14番染色体の長腕32番地)あたりには免疫グロブリンの設計図があるって感じです。
ほとんどすべての細胞がこの大百科事典をもってるんだよ。
すごいねー
もちろんそれぞれの細胞は特定の機能があるから使っている本のページは限られていて、使わないページには鍵がかけられたりしてるんだけどね。
赤血球のようにこの情報をすべて放棄して、自分ではもう分裂する気がなくなってるやつもたまにいるんだけど。
細胞が分裂するときは大騒ぎなのだ。
この莫大な情報をもれなく分裂後の細胞にも伝えなければならないからね。
じぇんがの机の上のように書類がめちゃくちゃだと、どれをコピーしたかしなかったかわからなくなっちゃって、大事な情報を伝えられないかのうせいがある。
そこで、細胞が分裂するときには机に広げていた書類を一瞬にして46巻の本にパックし、それぞれの複製をつくっちゃうのだ。
だから、染色体という構造は細胞分裂期にしか顕微鏡で見えないのだ。
すごいねー
染色体異常を解析する人は、この顕微鏡写真のひとつひとつの染色体を切って、上の写真のように並べるんだよ。

