No.113 文字ばっかりよ。またぁ? | 好きな具は梅

No.113 文字ばっかりよ。またぁ?

ではRSと全く関係ない記事いきます。



先週の土曜日、亡くなった爺ちゃんの法事だったのですよ。

実家が広島なのでそこに親族全員集合。一部来ませんでしたが特に問題はない。

爺ちゃんの孫は9人いて、私が最年長として一番若い子で3歳。

「この子私の子どもです」って言ってもおかしくないくらいの年齢差。凹んだ。

3歳の子を差し置いたらいとこはみんな同じくらいの年齢なので

皆殆どがスーツ姿で出席したのですが

いやもう、すげぇびっくりしました。

みんな大人になったんだなぁと。

特に男性陣。おまいらカッコよすぎる。スーツだけな。

私の記憶ではいとこと関わったものは小学校時代のが一番強いので周りがスーツを着ている、自分もスーツを着ているという状況が未だに信じられなくて違和感があったりします。

そうだな、成長しない子どもなんていないわな。


さて、法事の話に戻りますが。

法事で何が大変かっていうと長時間に渡る正座ですよね。

爺ちゃんが亡くなった時は管理人はまだ小学生。いとこたちももちろん小学生以下で落ち着きのあるガキなんて居やしなかった。

5分もしないうちに「足が痺れた」ともんどり打つ子や勝手にあぐらをかき始める子。お坊さんがお経読んでいる時に堂々と鼻かみやがった勇者もいたな。

躾もへったくれもないが葬式という儀式を分かっていない子どもからすればただの苦行でした。

しかし月日は流れて大人になった今、さすがにそんな行儀の悪い真似をする孫はいません。三歳児を除いて。

でもね、それは間違いだった。

いたんですよ、大人になっても中身変わってねぇ奴が。


自称180センチのイケメン、20歳。その正体はマイブラザー。

私には金髪の悪そうな男にしか見えないが同年代からはモテている。ただし男にだ。

お坊さんを先頭にして弟は比較的前の方に座っており、私は最後尾辺りに座っていました。結構離れています。

そんな座り位置だから見たくなくてもブラザーの動きが目に入るんですよ。

なのでここからは意に染まぬブラザー観察記録となった。



まず法事が始まって5分も経たず

そわそわそわそわと落ち着きの無い素振りを見せる。

昔から落ち着きの無さで定評のある男だったが開始5分でそれはねえだろ。



10分後、三歳の子が退屈を持て余したか母の手を離れてウロウロと周辺を歩き回る。

それを羨ましくも憎憎しげな目で睨む。

三歳児相手に大人げ無いったらありゃしない。お前も十年前の葬式は同じ事してただろうが。



15分後。

キョロキョロするのをやめて前かがみになり硬く目を閉じて眉間に皺を寄せている。

それは爺ちゃんの冥福を心から祈っている立派な孫の姿に見えたが何の事は無い、正座が苦しくて必死で耐えているだけである。

落ち着きあろうが無かろうがどっちでも変わらない人間もそうはいないだろうと思うと、何だかこの男が凄い奴に思えてきた。



20分後。

再び挙動不審発動。今度は最初よりも遠慮なく周囲を見回している。

そして私と目が合うなり口パクで言った。





「足がっ…!!!」






救い様が無さ過ぎて法事中に爆笑しそうになった。声出さなかった私は物凄く偉かった。

ちなみにそれを見ていた数人は耐え切れずに笑っていた。



30分後、お経朗読終盤に差し掛かる。

一人だけ正座をやめて胡坐を掻いていた。

おまwwww



40分後、お経も終わりお坊さんから「自由な姿勢にしてください」と許可が下りる。

言われる前からとっくに自由にしていたくせに真っ先に「疲れた」と言わんばかりに盛大な溜息を吐いた。

これにはさすがに母の鉄拳が飛んだ。



50分後、一族の醜態を存分に晒したところでお坊さんが帰還。

やっと解放された皆が口々に「疲れた」と言う中、弟がやれやれと立ち上がってこう言った。


「俺が一番大人しかった」


当然のように周囲から罵声とブーイングが飛んだ。


結局のところ

孫たちの中身は十年前からちっとも変わっていなかった。


何にせよ爺ちゃん

法事中はアレだったが滅多に集まる事が無い親族の集合で多分喜んでくれた事だろう、ご冥福を祈ります。




法事編、完。






続かないよ。