No.9 アチャキレる
ある日、物理アチャはご機嫌でした。
アチャ:「スンスンスーン♪( ̄▽ ̄)」
剣士:「どうしたんだ? 変な鼻歌するほど機嫌がいいなんて珍しいじゃないか」
剣士は伏せるべきところはちゃんと伏せました。
アチャ:「そうなのよ聞いて! 念願だった
おニューの弓
が装備出来るようになったのよー
」
剣士:「ほほう? どんな弓なんだ?」
アチャ:「これよこれ!」
アチャ:「【魔法弾丸】長い弓よ!!」
剣士:「へ…へぇ、魔法弾丸…?」
自分にとっては無縁のOP、魔法弾丸…
剣士に価値が分かるはずもありません。
しかしこんなにハイテンションなアチャを初めて見た剣士は「興味無い」と本音を言う事が出来ませんでした。
剣士:「えーっと…これを装備するとどうなるんだ?」
アチャ:「知らないの? バーカねぇっ♪」
剣士:(ひど!!)
笑顔で罵倒する彼女はおニューの武器の事で頭が一杯でした。完全に浮かれきっていたのです。
アチャ:「魔法弾丸があれば姫専用の弾丸が装備出来るようになるのよ!」
剣士:「姫専用の弾丸をアチャも使えるようになるって事か?」
アチャ:「その通りよ! 今までストーンボウを使っていたからどうしても武器ダメージが低くなってたのよ」
剣士:「へー」
剣士:「これがストーンボウか」
剣士はどちらかと言うとノックアウト攻撃のOPに惹かれました。
アチャ:「これはこれでダメ幅が安定するからいいんだけど、やっぱり私は最大ダメージの高さに夢を見たいのよね」
剣士:「なるほど」
そこは剣士も気持ちが分かるようです。
アチャ:「そんな訳で…いざ! 長い弓を装備~!」
剣士:「おおっ」
アチャ:「さあ、これで催涙弾が…!」
剣士:「装備出来てねーぞ」
アチャ:「何で!?」
こ、これは予想外。
アチャ:「何で?どうしてー!!?」
剣士:「落ち着けって、ストーンボウでは姫弾丸も装備出来てたんだろ? 試しにストーンボウに持ち替えてみ」
アチャ:「わ、分かったわ」
(ストーンボウ装着)
剣士:「装備可能だな」
アチャ:「そうね…さっきのは表示ミスだったのかしら?」
剣士:「もう一度長い弓に持ち替えてみ」
(長い弓装着)
アチャ:「何で長い弓じゃダメなの!? ケチ、ケーーーーチーーーー!!!」
剣士:「恥ずかしいからベゴジリナ前で暴れるな![]()
」
例えベゴジリナ前じゃなくとも人前で暴れてはいけません。
あと、人に向けて矢を撃ってはいけません。
アチャの夢破れたり。





