最後のひとりの勝者に与えられる店で
試験営業をすることになったが、
その期間は２週間である。
準備期間は１週間、
その準備をしているところへ
ＴＯＫＩＯ の二人がやってくるが、
なにか店の中の様子がおかしい・・。
作業をしているのは
井上と土井の二人だけであり、
あとの四人はそれを見ているだけ・・。
国分と山口がその理由を聞くと、
経験ある者が先立ってやらなあ・・。
などと言う土井であるが、
話し合いも何もしないまま
二人が勝手に進めていたようである。
とりあえず四人を外に連れ出して
詳しい話を聞く国分と山口・・。
牛田としては、
経験がないなどと言われたら
何も言えないと・・。
佐野は６人でひとつの味を・・。
と言っていたのであるから、
こんなバラバラの状態ではまずい・・。
もういちど井上と土井のとこへ行く
ＴＯＫＩＯ の二人・・。
いったん作業を中止して
全員で話し合うことになったが、
ここでも４人を
素人あつかいする土井と井上である。
さらに土井の
素人は鍋でも洗っていろ発言で、
これまで黙っていた牛田が
ついに口を開いたのであるが、
その言い方に土井がブチ切れ、
とうとう牛田とつかみ合いの
ケンカになってしまった！！
なんとかみんなで
ブチ切れ状態のふたりを仲裁するが、
ここで土井が意外なことを言いだした。
「こいつらにもスープ
作らしたらええやん、
やったらええやんけ・・・」
と・・・。
そして井上もこれを肯定するが、
ＴＯＫＩＯ のふたりとしては
僕らだけで決められる
ことではないので、
とりあえず佐野に相談することに・・。
国分が携帯電話で
佐野に事情を説明すると、
「勝手にやらせといてよ、
味見に行くから・・。
勝手にほっぽっといて
勝手にやらせといて・・・」
とそっけなく言う佐野であった・・。
ＴＯＫＩＯ のふたりが店に戻ると
牛田たち４人は話し合い中であり、
井上と土井は
話し合いは必要ないと言い、
スープ作りを続けていた・・。
まったく正反対のやり方で
味づくりに取り組む２組であるが、
試験営業のときには
いったいどちらのラーメンが
出ることになるのか・・？
そして１週間が経過し、
佐野が味見に来たのであるが、
いったいどんなラーメンが完成し、
佐野はどちらを選ぶのであろうか・・？
佐野は店内に入るやいなや
「何だか知らないけど
揉めてんだって・・・？」
などと言うが、
とりあえず試食をすることに・・・。
そしてさらに佐野は
「どっちが作ったか
分かんないようにしろよ・・」
などと最初から釘を刺す言い方をする。
そしてついに
２つのラーメンが出来上がり、
佐野がそれぞれを試食したのであるが、
片方のどんぶりだけを取り上げた・・。
それが土井と井上の
作ったものであることを見抜き、
「このスープでいくしかねえな・・、
このスープで明日からやってみろよ・・」
と言う佐野であった・・・。
つづくー。
あとがきー。
ラーメン道のほうは
どこまでがヤラセかは
私も詳しくは知りませんが、
へんなドラマを見るよりも
はるかにおもしろい内容です・・。
二人のケンカに仲裁に入る時の
山口さんの顔が少し笑っている？
という指摘が昔からありましたが、
たしかに言われてみれば
そのようにも見えますねー・・。
まあでも・・、
こうしてよく見てみると、
ラーメンを作る作業というのは
とても大変だというのがよく分かります。
特に佐野さんはスープの火加減に
かなりうるさかったらしいのですが、
これは 「マネーの虎」 のほうの
川原さんも同じ意見なのだろうか・・？
私の知人の飲食関係者が言うには、
「麺系の飲食関係で
最も大変なのはラーメン屋で
それほどでもないのがうどん屋・・」
と聞いたことがありましたが、
はたしてそれは本当なのだろうか・・・？