「自分のことは自分でやる」って何だろう?? | オランダより愛をこめて~教育と子育てと日々の暮らし~

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2017年9月、夫と息子2人とともにオランダ移住。
元小学校教員、元保育士、そして母親として、人として、幸せな教育、子育て、保育を考えていきます。

ふうたの靴紐の話。

オランダに来てから、スパイダーマンの紐靴を買った。

2ケ月くらいは学校にも喜んで履いて行っていたのだけれど、急に長靴で行くようになった。

「先生に結んでもらわないといけないんだもん。」とのこと。

 

前に「靴紐を結ぶってオランダ語で何ていうか知ってる?」と聞かれ、「知らない。何て言うの?」って答えたら、「うーん、先生が言ってたんだけど・・・忘れた。」という会話をしたことがある。

 

4歳、5歳の子は、よく先生に足を出して靴紐を結んでもらっている。

 

日本だと、「紐靴禁止」かな?それこそ、「入学のしおり」に書いてあるかしら?

 

私も、イエナプランの研修中に先生が靴紐を結んであげる様子を見て、新鮮に感じた。

でも、そんなにとれるわけじゃないし、みんなが履いてくるわけじゃないから、1日に数回。

それでも、先生たち優しいなあと思った。

その他にも水筒が空かなかったり、バナナの皮が向けなかったり、スモックが脱げなかったりすると、すぐ先生の所へ行く。先生は自然にやってあげている。

 

日本だと、「自分のことは自分でする。」っていう文化が強い気がする。

 

でも、それもこれも、先生に余裕がないことも原因なのかもしれない。

 

そして、「出来ない時にはすぐに人を頼ろう。」っていうことをもっと教えていい。

 

ふうたの場合も、靴紐を結ぶことを先生に頼むのは嫌なのだと思う。

オランダ語が分からないから嫌なのかもしれないし、なんとなく恥ずかしいのかもしれない。

「靴紐を結んでくれますか?」って言えるようになるのと、自分で靴紐を結べるようになるのと、どちらが先か・・・。

たぶん、その前にあの靴が小さくなるな。。。笑