前回は紙の話でしたが、今回は箱のはなし。
箱っていろんな形や工夫があるんです。
普通の人は気にしないポイントもたくさんありますよ。
まずは箱の裏側の形。
一般に、サック底、地獄底、ワンタッチ底などが使われています。
サック箱はよく見る差し込み型
地獄底は変形差し込み型
ワンタッチは糊付けして広げると出来上がる底
強度の違い&値段の違いってところですかね。
多くの会社がワンタッチ底にしていると思います。
なぜなら、製造するときに効率的で、工場単価に跳ね返ってくるからです。
それから、うちのジェリーズは箱上部も工夫しました。
前からある形状なんですが、俗称バージンロック!
要するに、いったん閉めると箱を破らないと開けられない仕組みです。
普通はバージン性(未開封)を確保するためにシール貼ったりするんですが、
その対策を構造で作っちゃう仕組みです。
こういうところで、シール代をケチっているんですね。
その他の工夫は、自立安定タブ!
箱を置いた時に安定するためのタブです。
ぺロッて出てる部分です。
あれがあると3点で支えるので、置いた時に安定するんですね。
地味な工夫ですが、こういう細かい所を意外と考えてモノづくりするんですよ。。
ではまた。。。