録って置いた「蛍火の杜へ」
漸く今日見ましたよ~♪
夏目の作家、緑川先生のお話です。
妖(厳密に言うとちょっと違う)の男の子と
人間の女の子との恋の話なんですけど
こう言うシチュエーションの話は緑川先生の真骨頂って感じですよ。
何と言っても絵が綺麗。
そして、ラストが切ない。
≪あらすじ≫
夏休みに、祖父の家に遊びに来ていた少女・蛍は、
妖怪たちが住むといわれる“山神の森”へ迷い込んでしまう。
途方に暮れ、泣き出した蛍の前に現れたのは、狐の面を被った少年・ギン。
ギンに助けられた蛍は、毎年夏になると、ギンのもとを訪れるようになる。
そして、ふたりはいつしか惹かれあってゆく。
だがギンは、人でも妖怪でもない、触れると消えてしまうという不思議な存在だった。
何処となく夏目に似てます。
魅かれあっていても、触れる事が出来ない二人。
ギンは自分のお面を蛍に付けてキスをする。
意外な結末!
祭りの帰り、転びそうになった子供の腕を咄嗟に掴んで助けたギン。
でもそれは、人間の子供だった!
消え掛けるギンは、最後蛍を抱きしめる・・。
蛍の腕の中で、ギンは消えてしまうのです・・・。
好きなのに、触れる事が出来ないと言うジレンマ。
しかも、相手は人ならざる者。
何時かは別れの時が来ると、二人は分かっていたんですよね。
最後、「え?こんな形で?」って思ったけど、
きっと、このことがなければ、触れ合えないまま
二人は離れていたのかもしれません。
夏目でも、良く妖(あやかし)と人間との
叶わぬ恋の話がありますが、
やっぱりどれも、とても切ないです。
久々、綺麗な気持ちでアニメを観た感じですね~。
心が洗われた気がします。