ひまわりの種最強説 | Sunnykitchen(Bird side)

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インコ、オウムなどの食事について考える、
バードフードコーディネーターSunnykitchenです。
コミドリコンゴウ、ヒメコンゴウと暮らしています。

黒柴おこめの『おこめキッチン』も別ブログで書いています。

先日のペレット試食会で、いざ通常の食事が摂れなくなった場合のために「愛鳥のとっておきを知っておく」ことの重要性をお話させていただきました。

鳥が好むものは「ひまわりの種」が鉄板でしょ、
ペレットは色付きの方が喜ぶはず、
が定説…?


ある日の我が家(ヒメコンゴウいもこ)の朝ごはん終了後の模様です。

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ひまわりの種をわざと多めに入れてみましたが、1つも食べていません。

大型インコなのに!?

色付きのペレットも全て残っています。

ハテ、何を食べたかといえば、ドライフルーツひとかけらと無着色のペレットです。

こういう好みを持つ子もいたりします。

鳥の好みって面白いですね。

半分はそうなるように雛の頃から仕向けた成果と言えるかもしれませんし、単に変わった好みを生まれつき持っているのかもしれません。


ところで愛鳥さんが、毎日何をどの順番で食べているか観察したことはありますか?

ぜひお休みの朝など時間がある時にじっくり観察してみてください。
鳥が「食事を選ぶ」ことを楽しみながら仕事にしていることがよくわかります。

特に多頭飼いの方は個体ごとに違う面白さに気付くはずです。

◯◯→◯◯→◯◯
のようにメモを取ってみると、日によって若干順番が変わったりして、気分によっても食を選んでいることがわかります。

朝はポイっと捨てた種類のペレットを、寝る前には仕方なく食べるんですから、彼らは許容範囲である程度「妥協」することも身につけているんですね。

なんだか笑ってしまいます。

この観察により、いもこは食欲が落ちたとき無着色ペレットをベースにした応急ごはんもそこそこ受け入れるであろうと予想できます。

さらには、色や香りのついたペレットはきっとあまり食が進まないであろうこともなんとなく想像できます。

愛鳥さんが何をとっておきとするかを知ると同時に、それ以外のものの優先順位も知っておくと役に立つことがあるかもしれません。