タイミーのようなスキマバイトで働く先での出会いは、まさに一期一会。
良い出会いも、不思議な出会いも、全部がその日限りの一期一会です。
お客様、社員さん、そして一緒に働くパートさんをはじめとしたスタッフの方々……。
時には「えっ、どうしよう!?」と、ちょっぴり戸惑う不思議な出会いもあるものです。
今回は、ある飲食店の「キッチン洗い場専門」の現場で起きた出来事をお話しします。
ミッションは「キッチン洗い場専門」
その日、私は飲食店の洗い場専門のワーカーとして勤務しました。
仕事内容はシンプル。
下げられた食器を予洗いして、食洗機へ。
洗い上がった食器を元の場所へ片付ける。
この「洗って、片付けて」の繰り返しです。
食器の戻し場所はまだ分からないので、「これはどこですか?」と都度聞きながら、順調に業務を進めていました。
突如、目の前に立ちはだかる先輩
ところが、調理がピークを迎え、キッチン内がバタバタと忙しくなり始めたときのことです。
一人のパートさんが突然、私の目の前にスッと立ちはだかりました。
「私がするから。」
そう一言だけ言い残すと、目の前でガシガシと予洗いを始めてしまったのです。
「……えっ!? 私は、何をすれば……?」
そう、洗い場専門として呼ばれて来たはずの私は、目の前の光景に戸惑うしかありませんでした。
なぜ? 押し寄せる心の声
このパートさん、どうして調理のピーク時にわざわざ洗い場に来たのだろう?
料理長からの指示ではなさそう。
だとしたら、自分の意思……?
「日頃は、この方が洗い場を担当しているのかな?」
「今日はタイミーの私がいるけれど、何か気になることがあったのかな……」
一瞬のうちに、頭の中で色々な考えがぐるぐると巡ります。
私はただ、時間内をきちんと一生懸命働ければそれでいい。
だからこそ、もし洗い場に入るのなら「一緒にやりましょう」と言ってくれるか、あるいは「じゃあ、あなたはあっちの作業をお願い」と指示までセットで出してもらえると、こんな風に戸惑いのループに陥らなくて済むのにな……と思ってしまうのでした。
「考えても分からない」から、今の私にできることを
結局、どれだけ頭の中で考えたところで、相手の本当の気持ちは分かりません。
「よし、切り替えよう!」
ちょうど洗浄機から食器が上がってくるタイミングだったので、私は考えるのをやめ、ひたすら食器を棚に戻す作業に徹することにしました。
結局そのパートさんは、料理長から「〇〇さん、こっち手伝って!」と呼ばれて戻っていくまで、ずっと洗い場にいました。
驚きの出会いを終えて、明日へのエネルギーに
ピークの忙しさが終了すると同時に、私も無事に退勤時間を迎えました。
一時はどうなることかと思った驚きの出会いでしたが、帰り際には料理長を始め、他のパートさんたちからも「今日は助かったよ、ありがとう!」と温かい感謝の言葉をいただくことができました。
ピカピカにリセットされた洗い場を後にしながら、私は心の中で静かにこう振り返りました。
指示を出すときは、必ず「次の行動」までセットで伝える。
そうするだけで、相手は迷わず動ける。
今回の経験が、そんな小さくて大切なことを改めて気づかせてくれました。
あなたも職場で、ふとした一言や行動に戸惑った経験はありませんか?
そのモヤモヤ、実は自分の立ち振る舞いを磨くヒントが隠れているかもしれません。
さあ、明日もまた頑張ろう!
