あなたのために | kotonoha.

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世の中に 人の来るこそ うるさけれ とは言ふものの お前ではなし

今回の紹介は、和歌。


『君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな』






えぇと・・・実はコレ、本家の方でチラッと出した事があるんですよね。

駅●小説に使わせてもらったんですが・・・

解釈までは書いてなかったんだよなぁと思って、今回選んでみました。


これを詠んだのは藤原義孝(ふじわらのよしたか)さんです。

すごい美男子だったそうなんですが・・・流行り病だった天然痘にかかって、21歳という若さで

亡くなられてしまったんだそうです。

顔に痕が残って自殺してしまった・・・なんて話もあるみたいですね。




解釈の方は・・・


あなたのためなら捨てても惜しくはないと思っていた命でさえ、

あなたに会う事が出来た今となっては、長くあってほしいと思うようになりました。


って感じですかね。


この歌がいつ詠まれたものかは把握していないのですが、流行り病に倒れてしまった彼の状況と

リンクしてて、すごく切なく感じました。


好きな人のためならば死んでもいい。

と思っていたけど、逢瀬を遂げた今では、共に生きていく道を選びたいと思うようになった。


さすがイケメソ。言ってる事までかっけぇな、オイ。←


好きな人のために死を選ぶ人より、好きな人と共に在りたいと思う人の方が、自分は好きです。

誰だって、大切な人とは共に生きたいものですよね。


庇って死ぬとか、身代わりになるのって確かに美談ではあるけども・・・

好きな相手にそんな事を望んでなんかいない訳だし。

そりゃ、確かに嬉しいよ?

それだけ想ってくれてるっていう事は。

だけど・・・やっぱ、一緒に生きていてくれなきゃ嫌かな。

そんな別れじゃ、嬉しいより悲しいが上回る気がする。


自分的に、この歌のイメージはヅ/ラなんですwww←何で


・・・と。何か話が逸れましたねwww←(馬)



素敵な歌を残してくださって、ありがとうございました。

願わくば、天国で幸せな時を過ごせていますように・・・



JEKYLL