今回の紹介は、和歌。
『恋わびて うちぬるなかに 行きかよふ 夢のただぢは うつつならなむ』
和歌は・・・都々逸より知ってる方も多いですよね。
授業で教わるし。
五・七・五・七・七なのが一般的な形式かな?
いわゆる“短歌”の形式。
都々逸も、元々は和歌の形式の1つだったんだとか。
今回は、古今和歌集の中から恋の歌を。
ちなみに、藤原敏行(ふじはらのとしゆき)と言う人が詠まれたものです。
基本、自分は和歌だと恋の歌が好きです。
気持ちの切なさとかがギュッと詰まってるし、言葉の響きも綺麗。
昔の歌人ってすごいな・・・って尊敬します。
さて、歌の解釈ですが・・・
恋に思い悩み、ふと寝てしまった
あの夢の中で通った真っ直ぐな道が現実のものであったらどれだけよいか
簡単に言ってしまえば、「夢の中なら容易く逢えるのに・・・」ってとこでしょうか。
うぅん・・・切ないですねこれは。←
昔の人は、“夢をみる”って事を特別なものだと思っていたそうです。
ま、それは別の和歌のときにでも説明できたらいいかなと思います。
それにしても・・・夢に好きな人が出てくるって嬉しいですよね。
もちろん、夢の中で一緒にいられるなら・・・ですが。
だけど、その分。
起きた時の寂しさがガツンとくるのではないかと・・・
好きな人の腕の中で好きな人の夢を見る事が一番幸せですよね。
好きな人の腕の中で、他に好きな人の夢を見る・・・なんて浮気はダメですよ。←
JEKYLL