外科医ジキルとハイドのカルテ

外科医ジキルとハイドのカルテ

まじめで優秀なジキルと
ちょっとエッチでおっちょこちょいなハイドが
同居する外科医の記録

Amebaでブログを始めよう!
最近の乳がん手術は乳房温存が主流ですが、アメリカでは乳房を全部とってしまう乳房切除術が増えているとのデータが発表されました。
2005年と2013年を比較して乳房切除術が36%増えているらしいです。


これは、温存すると残った乳腺に癌が再発する懸念がある、その心配や将来にわたる検査が嫌だ、遺伝子解析すると高頻度で再発することがわかった、乳房再建の技術が向上し切除しても美容面はある程度保たれる等の理由が考えられるとのことです。


女優のアンジェリーナ・ジョリーが乳がんを発症していないのに両側乳房を切除したのは衝撃をもって伝えられましたが、これは2013年のことでした。
今回のニュースは最初、
アンジェリーナ・ジョリーの影響で乳房切除が増えたのかと思いましたが、逆で、アンジェリーナ・ジョリーがアメリカの乳がん医療の流れの中でこの治療を選択したと言えそうです。


外科医としては乳がん発症していない乳房を切除するのは、まことに忍びないことですが本人が納得し、遺伝子検査による乳がん発症のリスク予想精度が高ければ認められる医療かも知れませんね。