~今、笑顔で仕事や生活をされている方の心の中をお聞きします~
今回は逗子市銀座通りを少し入ったところにある
パーソナルトレーニングジム"FIRE FIT GYM"の
川本高透(かわもとたかゆき)さんにお話を聞きしました。
「2月22日にオープンしたばかりです。」と笑顔の川本さん。
実はパーソナルトレーナーのほかにも別の顔が
「池子アメリカ軍基地の現役消防士です。逗子の出初式や防災訓練のイベントにも参加しているんですよ。」
-なぜ、トレーナーの仕事を選んだんですか?
学生時代はサッカーを、大学卒業後はライフセーバーを仕事にして世界大会にも出ました。ずっと身体を使うことをしてきたんです。そのあとアメリカ軍の消防士になりました。
中二の長男が5歳の時です。「パパが本気でやっているところが見たい。」と一言。
かっこいいところを見せたい!とベストボディジャパンのコンテスト(ボディビルとは異なる健康的な引き締まった身体を競う)に挑戦し、国内4位。アメリカの大会でも準優勝。
そのあともコンテストには参加し、入賞・グランプリなど結果を出してます。おかげで雑誌に乗ったりTVに出たり(笑)
ずっとトレーニングをしてきました。トレーニング大好き(笑)
その経験や知識をもとにパーソナルトレーナーとして多くの実績を積んできました。
トレーニングは間違った方法では結果につながらないどころか、身体を痛めてしまいます。
その人それぞれのオーダーメイドプログラムを作成し、無理無駄なくしっかりと結果につながるジムを作りたかったんです。
ーでは、人生で一番大変だったことは?
開業時です。
自分でジムを開こうと用意を始めたときに、5歳の娘の具合が悪くなって。
親に心配をかけたくないと我慢したのか、気がついたときは検査数値もすごく悪い。原因もわからない。
どうしよう、どうなるのか、心配でずっと落ち込んでいました。何もできないことが悲しくて、一番つらかった。
でも家族は「パパはジムをやってほしい。」と応援してくれたんです。
幸い娘も回復に向かい、元気に飛び跳ねています(笑)。
今、普通に娘と手をつなぎながら、元気でいることがずっと続けばいいな。家族の支えが一番だな。と思います。
―では、今までで一番うれしかった笑顔は?
娘の笑顔が一番ですけど(笑)
トレーナーをしていると素敵な笑顔に会えます(笑)。
普通の人が5kg10kgと痩せていったり、必要な筋肉がついていくと、どんどん身体も心も変化していくんです。
かがんだ姿勢だと気持ちも暗くなってしまうんですね。自信がついてくると考え方も前向きになってきます。
背中が丸かったのが、姿勢がよくなり、視線が上がってくると驚くほど表情
が明るく笑顔になっていきます。
そんな変化を見られるのがとてもうれしいですね(笑)。
―では、今後こんな風にしていきたいという
目標や夢や野望はありますか(笑)
目標が痩せることだと、リバウンドしたり続かなかったりします。
痩せることがゴールではなく、それによってどうするのか目的や夢がないと弱いんです。
トレーナーとして、その方が変わりたいという心に寄り添い、同じ方向を向いて進んでいく。トレーニングの時間だけでなく、食事や気持ちの面でもケアしていきたい。
個々で生活や感じ方や、大切にしたいものは違うので。
寄り添うって大変難しいですけど、日本一寄り添えるトレーナーになりたいです(笑)。
家族の話をするときは優しいパパの顔。トレーニングの話の時は頼りがいのある指導者の顔。
「奥さんは大丈夫!大丈夫!と励ましてくれ、3人の子供たちも応援してくれます。私のパーソナルトレーナーは家族ですね。」と笑顔の川本さんです。
素敵なお話をありがとうございました。
さて、次はどんな方のお話が聞けるでしょう。楽しみですね。