こんにちは
ジェイエンジェナです。

前回の記事の中でふれた
”タミータイム”について
本日はお伝えしようと思います。

日本では”うつ伏せ遊び”という言葉の方が
聞きなれているかもしれませんねニコニコ

タミータイムをとることを推奨している
アメリカ小児科学会(The American Academy of Pediatrics=通称AAP)の記事を参考にご紹介いたします。
 

 

 

 タミータイムってなんですか?

 

タミータイムとは、赤ちゃんをうつ伏せに寝かせて遊ばせる時間のことを言います。


1992年、アメリカ小児科学会はうつ伏せ寝は乳幼児突然死症候群 (SIDS) のリスクが高いことから、赤ちゃんをあおむけに寝かせるよう推奨しました。
あおむけに寝かせることを指導した結果SIDSの発生率は減少しましたが、長時間のあおむけ姿勢で後頭部により多くの圧力がかかるようになり、赤ちゃんの頭の形に影響が出てきてしまいました。
そこでSIDSのリスクは抑えつつ後頭部への影響も減らすために、赤ちゃんをうつぶせに寝かせ遊ばせる”タミータイム”を取り入れるようになったのです。

その後の研究結果から、タミータイムは赤ちゃんへ様々なよい影響があることが報告されています。

 

 

 

 

 タミータイムで得られるよいこと

 

*赤ちゃんの運動能力の向上
1つ目は、赤ちゃんの身体的な発達を促進し運動能力の向上をしてくれるということです。
うつ伏せになった赤ちゃんは、頭を持ち上げようとしたり、手足を動かすことで首や肩・腕などの筋肉を発達させる効果があります。タミータイムを行った赤ちゃんは、首のすわり・寝返り・お座り・ハイハイなどが、タミータイムを行わなかった赤ちゃんに比べ、いずれも早かったとの調査結果もあります。
運動能力をより早く向上させるということは、赤ちゃんが”自分の体を自由自在に動かすことができないために起こるリスク”をより早く解消する助けになります。
より詳しく調査結果などを知りたい方は以下のサイトをご参考ください。

(参考:Tummy Time and Infant Health Outcomes: A Systematic Review:Tummy Time and Infant Health Outcomes: A Systematic Review | Pediatrics | American Academy of Pediatrics (aap.org)

*新しい視点の獲得
あおむけに寝かせている時は天井とその周囲のものしか見えませんが、タミータイムをとることにより、目の高さで周囲を見ることができ、赤ちゃんは新しい視点を得ることができます。

*後頭部の変形を防ぐ
あおむけに長時間寝かせると、どうしても赤ちゃんの後頭部が平らになりやすいものです。
タミータイムをとることで後頭部に圧迫がかかる時間を減らし、扁平を防ぐ効果が得られます。
(※起き上がる時間が増えるにつれ後頭部の形も元に戻ることがほとんどです。)

 

 

 

 

 タミータイムの方法

 

 

*推奨月齢
赤ちゃんが退院後すぐに始めることができます。(開始時期は早ければ早いほどタミータイムに慣れやすいと言われています。)
アメリカ小児科学会では、生後6か月未満の赤ちゃんに行うよう推奨しています。

*頻度
毎日2~3回1回につき3~5分ほど。
生後約2か月までに、毎日合計15~30分のタミータイムを推奨

 

*場所
月齢の小さいうちはママのおなかや胸の上で。
その後は固めのマットレスの上・動かないよう固定したブランケットの上、清潔な床の上などがおすすめ。(ジェイエンジェナ吐き戻し防止クッションもタミータイムを行う場所におすすめですウインク

 

*タミータイムを行うタイミング
〇おむつ交換後

〇入浴後

〇お昼寝から目覚めた時
×授乳後
 

*方法とTIP
・ママもあおむけになって、おなかや胸の上に赤ちゃんをうつ伏せに寝かせます。アイコンタクトをとりながらタミータイムが可能です。
・赤ちゃんの視界に入るけれど手が届かない所へ、おもちゃを置いたりママがいるようにし、赤ちゃんが手をのばせるよう促します。
・手の届く所へおもちゃを置いて、積極的に手に取って遊ばせます。
・丸めたタオルを赤ちゃんの腕の下に置いて支えてあげてもよいでしょう。
・手や足に様々な触感を体験できるよう、薄着にするとよいでしょう。部屋を十分に暖かくし、おむつだけ着せてタミータイムをすることもよいです。

*注意点
・赤ちゃんが嫌がったり苦しそうな様子があればやめてください。
・最初は短時間で1回から行い、様子をみながら頻度や回数を増やすようにしてください。
必ず保護者様がそばについて見ている中でのみタミータイムを行ってください。電話や来客、家事などでその場を離れないようにしてください。
赤ちゃんが未熟児で産まれた場合、逆流性の疾患がある場合、またその他特別な配慮を必要とする赤ちゃんの場合は、タミータイムをとることについて小児科医に相談してください

 

 

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いかいかがでしたでしょうか?

よいことがたくさんなタミータイム。
正しく知って、ぜひ育児に取り入れてみてくださいラブラブ
 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
また、お会いしましょう。

ジェイエンジェナ

240313


〈参考記事〉

Tummy Time for a Healthy Baby(NIH):https://safetosleep.nichd.nih.gov/reduce-risk/tummy-time
3Tummy Time Activities to Try With Your Baby(AAP):https://www.healthychildren.org/English/ages-stages/baby/sleep/Pages/The-Importance-of-Tummy-Time.aspx?_gl=1*1jdeeue*_ga*MTc0ODEwMTYwMC4xNzA4NTczMTM0*_ga_FD9D3XZVQQ*MTcxMDI5OTY2MC4zLjEuMTcxMDMwMTM4Ny4wLjAuMA..
Tummy Time and Infant Health Outcomes(AAP): https://publications.aap.org/pediatrics/article/145/6/e20192168/76940/Tummy-Time-and-Infant-Health-Outcomes-A-Systematic?searchresult=1?autologincheck=redirected


 

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