赤ちゃん(新生児含む)の吐き戻し対策　吐き戻しを防止する効果的な姿勢

こんにちは
ジェイエンジェナです。

本日は”吐き戻し防止に効果的な姿勢”についてみなさまとシェアしようと思います。

授乳後赤ちゃんをだっこする時や寝かせる時に、今からお伝えする”吐き戻し防止に効果的な姿勢”を今日からぜひ意識してみてください。

赤ちゃんの吐き戻しの原因は？

赤ちゃんの胃はまだ未熟で小さくカーブがないため、すぐに容量オーバーになりやすいです。
大人の胃のようには入り口が閉まっていないのでさらに逆流しやすい状態です。吐き戻ししやすい赤ちゃんの胃は、いわば”ふたをしていないミルクの入ったコップ”のようなものです。

そして、赤ちゃんはミルクの飲み方も絶賛修行中の身。自分の胃の容量に合わせてぴったりの量を飲むことは、産まれたばかりの赤ちゃんとって、至難の業です。（大人ですら、ついつい食べ過ぎたりしますよね）

授乳後は頭を高くした姿勢が◎

さきほど赤ちゃんの胃は”ふたをしていないコップ”のようなものだと言いました。
真横に傾ければ当然コップの中身はこぼれてしまいます。
コップを縦向きに保てばコップの中身はこぼれません。
「授乳後に縦だっこをしてください」と言われているのは、赤ちゃんの胃よりも食道が上に来るようにし物理的に飲み込んだミルクを胃の中にとどめてくれるからです。

でも実は、あることを意識しないとただ頭を高くするだけでは吐き戻しを誘発してしまうことすらあります。

ただ頭を高くするだけではダメ？

授乳後の姿勢でとても大事なのは、”首から背中までまっすぐ一直線を保つ”ということです。
頭を高くし背中はまっすぐな姿勢が、吐き戻し防止に効果的で授乳後にふさわしい姿勢です。

アメリカの小児科病院では、赤ちゃんの吐き戻し対策として授乳後は”頭側を高く背中はまっすぐの姿勢”をとることを推奨しています。

なぜ”まっすぐ”がいいのか

なぜ背中をまっすぐ保つのがよいかというと、背中が丸まる姿勢は、腹部にかかる圧力で食べ物（飲み物）を押し出してしまうことがあるためです。
以下はアメリカ小児科病院で授乳後の姿勢について教育用に配布されている資料の一部です。
ご参考ください。

Placing your baby in upright positions helps keep food in the stomach bay gravity.
When your baby's body is slouched,pressure on the stomach can push food out.
Careful positioning keeps your baby's body upright and straight.
It is very important to keep your baby upright and straight after eating.

上体をまっすぐ保ったまま起こしてあげることで、
重力が食べ物を胃にとどめ、吐き戻し防止に役立ちます。
背中が丸まる姿勢は、腹部にかかる圧力で食べ物を押し出してしまうことがあります。
授乳後は赤ちゃんの体をまっすぐ保つことがとても重要です。（日本語訳）