昨年、芸能生活五十周年を迎えた漫才師の西川きよしさん。
小学生の時に、担任の先生からかけられた言葉が、今も心に残っているといいます。
「家が貧しい」というだけで、いじめにあっていた西川さんは、弁当の時間が苦痛でした。
真っ黒な麦飯に、おかずは、味噌汁の出汁をとった煮干の煮付けだけ。
恥ずかしくて、机の下に隠すように食べていました。
ある時、担任から「お母さんが一生懸命作ったのに、何が恥ずかしいの。堂々としなさい。」と一喝されたのです。
その言葉を機に、<ちゃんと食べているだろうか>と自分を心配する母のことが気にかかり、堂々と弁当を食べるようになりました。
からかいの声も気にならなくなったそうです。
後に、漫才師や国会議員として活躍するようになった西川さんは、わからないことは隠さず、堂々と聞くことをモットーにしています。
私たちも、初めてのことに臆した時、自分をさらけ出すような気持ちで、相手の懐に飛び込んでみましょう。
聞くことは恥ずかしいことではありません。
今日の心がけ◆わからないことは尋ねましょう
<引用:職場の教養5月号>
知らないことを知っている振りをする・・・“知ったかぶり”は、今になって“みっともない”なぁと思います。
知らないことは知らないと正直に、判らないことは聞きながら話をした方が、相手は話しやすいし、こちらの意図も伝えやすいと思います。
ただ、聞く側への配慮も無く、知っていて当然と横文字や業界用語を並べ立てるコメントや講演には辟易します。
話の腰を折ることになるかもしれませんが、知らないと言うことで、自分が一つステップアップすると思ったら良いんです。
知らない事を知らないままにする方が、自ら成長を止めていることになると思います。
情報が氾濫している時代ですから、知らない事を知らないままにしないで、日々正しい知識を蓄えましょう。
ありがとうございました。