2016J2リーグ第14節 岐阜戦観戦記(フクアリ) | 酔っ払った犬(♂)のちょっと長い呟き

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今季2度目の連勝です!
ただ、なかなか厳しい試合になってしまいました。
今日も勝手に振り返ります!





2016J2リーグ第14節
フクダ電子アリーナ 5/22 16:000kickoff





ジェフユナイテッド千葉 3 ー 2 FC岐阜
         (前半 2 ー 0)
         (後半 1 ー 2)





スタメン・選手交代

GK 佐藤 優也
DF 阿部 翔平
DF 近藤 直也
DF イ・ジュヨン
DF 多々良 敦斗
MF 山本 真希
MF 長澤 和輝
MF 船山 貴之
MF 井出 遥也(67分 → 北爪 健吾)
FW エウトン(75分 → 吉田 眞紀人)
FW 町田 也真人(63分 → 若狭 大志)



ベンチメンバー

GK 藤嶋 栄介
DF 北爪 健吾(67分 ← 井出 遥也)
DF 比嘉 祐介
DF 大久保 裕樹
DF 若狭 大志(63分 ← 町田 也真人)
FW 吉田 眞紀人(75分 ← エウトン)
FW 菅嶋 弘希



得点

5分 エウトン②
10分 井出 遥也①
83分 長澤 和輝③



警告/退場

イ・ジュヨン 警告②



スタメン・フォーメーション





スタッツ

シュート:13-12
GK:15-14
CK:6-4
直接FK:10-12
間接FK:1-5
オフサイド:0-4
PK:0-0



第14節時点(暫定)
J2リーグ 8位
勝ち点 22
得点 17
失点 15
得失点差 +2
完封試合 5



勝ち①②③④⑤⑥
分け①②③④
負け①②③④



今季得点

町田 也真人①②③
長澤 和輝①②③
吉田 眞紀人①②
富澤 清太郎①②
エウトン①②
船山 貴之①
山本 真希①
オナイウ 阿道①
近藤 直也①
井出 遥也①



今季警告/退場

エウトン 警告③
アランダ 警告②
井出 遥也 警告②
長澤 和輝 警告②
イ・ジュヨン 警告②
多々良 敦斗 警告①
山本 真希 警告①
若狭 大志 警告①
阿部 翔平 警告①
オナイウ 阿道 警告①
近藤 直也 警告①





今季2度目の連勝です!


3ゴールは今季初めて。
前半に先制して、前半の内に追加点取れたのも初めて。


試合の入りに成功したのは。
明らかにジェフでした。


しかし後半、ジェフは1点追加しましたが。
岐阜に2失点。
後半は、完全に岐阜に試合を支配されてしまいました。



連勝したとはいえ。
なかなか厳しい試合でした。
前半、あれだけやりたい様に試合していたジェフが。
後半、何故あれだけ苦しんだのか。
酔っ払い、今日も簡単に振り返ります!





まずは、今日もメンバーから。



スタメンは、前節と変わらず。
今日も也真人が2トップに入って、船山は左SH。


ベンチからは、乾と阿道が外れ(阿道はU23代表に招集)。
変わって大久保と菅嶋がベンチ入り。


ベンチのメンバーは。
GK藤嶋の他は、DF4枚FW2枚。
若狭と北爪は、中盤の選手として考えているのでしょうが。
ボランチが今だ3人怪我で欠場している影響は大きいですね。





試合の入りは、今季ここまでで最高だったのではないでしょうか。



今日も2トップを組むエウトンと也真人が。
前線から厳しくプレッシャーを掛けます。


特に也真人は。
ただ走るだけではなく。
後ろの選手の事を考えたコースの切り方等。
岐阜に対して、大きな驚異になれていたと思います。



前線から厳しくプレッシャーを掛けられ。
岐阜は、後ろで余裕を持ってボールを動かす事が。
まったく出来ていませんでした。


岐阜のディフェンスラインからは、苦し紛れのパス・ロングボールが多かったですが。
ディフェンスラインを高く保ち。
全体をコンパクトに構え。
尚且つ選手が最初から飛ばしてきたジェフは。
セカンドボールをことごとく拾います。


そして、奪ったボールは。
簡単に、素早くタテに。
也真人が動き回る事と。
エウトンが、簡単にボールを叩く事で。
岐阜ゴールに、真っ直ぐに向かっていきます。




前半5分、早くもジェフが先制します。


CKが2本続いた後、岐阜陣内左サイド深くからの岐阜のスローイン。
このこぼれ球をイ・ジュヨン、遥也とつないで。
遥也は、岐阜陣内ど真ん中のスペースへパス。
このボールを受けた“ボランチ”長澤が。
岐阜ペナルティアーク付近までボールを運び。
左を走る船山へパス。
船山は1タッチした後ニアサイドに低いクロス。
これを、エウトンがGKの前でヘディング。
あっと言う間に、ジェフ先制です。


このゴールの時、ペナルティエリアの中には。
岐阜の選手は、GK以外6枚いました。
対するジェフの選手は、クロスを上げた船山含め4枚。
ニアにエウトン、ファーに也真人。
船山にパスを出した長澤も。
ゴール前に詰めていました。


長澤が、真っ直ぐにゴールに向かってドリブルした事。
そこから左右にボールを動かせた事。
更に、サイドでボール受けたのが。
本来ここまでは“ストライカー”として最前線にいた船山だった事。
これで完全に岐阜の選手は、ボールを見てしまっていました。
ジェフ、最高の立ち上がりです!



追加点は、先制から5分後の10分。


中盤左サイドで、船山からのパスを奪われたエウトンが。
その奪われたボールを、自分で厳しくチェック。
岐阜サイドにこぼれたボールを也真人が拾い。
そのまま前に走ったエウトンへパス。
エウトンは1タッチ後、一瞬ためてからペナルティエリア前正面やや右寄りにポジションする遥也へパス。
ペナルティエリアに入った遥也は。
岐阜ディフェンダーを1枚交わして、GKと1対1の状況。
余裕を持ってゴール左隅へシュート。
ジェフあっと言う間に追加点です!


エウトンから遥也にパスが出た瞬間。
右SB多々良が、大外を走っていましたし。
遥也が岐阜ディフェンダーを交わした時に。
ゴール正面で、也真人がフリーでボールを呼んでいました。


ゴールの瞬間。
ペナルティエリア内には。
岐阜の選手はGK以外7枚。
ジェフの選手は、遥也・也真人の他に。
大外に多々良、後ろからエウトンも走っていて4枚でした。
船山はちょっと見えなかったんですが。
ゴールの前に、左サイド大外には走っていました。




ジェフは、最高の立ち上がり。
前半終盤までのジェフは、今季ここまで最高の出来だったと思います。


ディフェンスラインを高く保ち、全体でコンパクトに構え。
2トップからプレッシャーを掛け。
相手に後ろで自由にボールを動かさせず。
ゲームメイカー高地に自由を与えず。
セカンドボールを拾い続ける。


奪ったボールは。
簡単に、素早くタテに仕掛け。
ゴールに真っ直ぐに向かっていく。


関塚さんは、本当はこういうfootballをしたいんだな。
それがはっきり表れた、ジェフがきっちり実践出来た前半でした。



一番の要因は、エウトンと也真人の2トップ。
特にエウトンのプレー。


ようやくコンディションが整ってきたのか。
Jリーグでのプレーに慣れてきたのか。
前節熊本戦に続き、とても素晴らしいプレーでした。


特筆すべきは。
1タッチ2タッチで、簡単にボールを散らすプレー。
エウトンの周りに、近い距離で前線の選手がポジションする事で。
相手に的を絞らせないボール回しが出来ている。
これは、相手にとってとても嫌なプレーだと思います。


ボールを散らす、って聞くと。
ボランチやCBの選手を連想しますが。
最前線で、相手のプレッシャーが厳しい中で。
それを、1タッチ2タッチでこなすエウトン。
ケンペスやペチュニクの様に、ゴールを量産出来ないかもしれませんが。
ジェフにとって、とても大きな意味のあるプレーだと思います。


そして、前線でボールを納め散らせる選手がいる事で。
後ろの選手が、フリーで前に顔を出す事が出来ている事。
今日は左右のSBだけでなくて。
“ボランチ”長澤が、ゴールに近いエリアに顔を出して。
スペースと時間を享受して、自由にプレーしていました。



今日の前半のジェフに対して。
後ろでボールを動かせず。
高地も自由にプレー出来ない状況下で。
岐阜は、ディフェンスラインを高く設定してきました。


ジェフにとっては。
裏のスペースを狙える。
とても戦い易い相手だったと思います。




前半だけ見ていたら。
今日は、割りと苦労せずに勝てそうだな。
多くの人が心の中で思っていたと思います。


岐阜のチャンスは。
ほぼジェフのミスからのみ。
セットプレーでも、ニアに置いたエウトンが。
きっちり役割を果たし。
高地や前線のブラジル籍アタッカーに自由を与えず。
逆にジェフは、“ボランチ”長澤が。
高いポジションまで顔を出して。
ゴールに向かっていく事が出来ていた。


前半もう1点決める事が出来ていれば。
もっと簡単な試合になったと思いますが。
前半の終盤から、試合の展開がガラッと変わります。





一つ目のポイントは、今日の“暑さ”。
千葉市は今日、最高気温27℃だったみたいです。



バックスタンドで参戦していても。
ただ座って観戦しているだけでも。
嫁さんや子供がぐったりしてしまうくらいの暑さ。


風は強く涼しかったですが。
ピッチ上の体感温度は。
バックスタンドの比ではなかったと思います。



5月で16:00kickoffの試合としては。
とても暑かったと思います。
そのピッチコンディションで。
前半スタートから、選手全員が飛ばしたジェフ。


岐阜を押し込み。
岐阜にやりたい事をまったくさせず。
ミス以外は、自分達がやりたい様に出来た前半でしたが。
前半スタートから飛ばした影響で。
前半終了前から。
ジェフの選手は、早くも足が止まりだしていました。



スタートから飛ばして。
全力でプレーして。
でも、前半の内に相手の息の根を止められず。
その前に、自分達の足が重くなってしまった。
これが、後半まったく違う試合になってしまった事の。
一つ目の、大きなポイントだったと思います。




次に、前線の選手を代え。
戦い方を変えてきた岐阜。
前線の鈴木ブルーノに代え、瀧谷亮がピッチに。


先日ユナパに突如出現した。
“テラフォーマー”みたいな、高さも巾もある選手が前線に。


エウトンと也真人の2トップから、チーム全体の動きが減ってしまったジェフ。
岐阜ディフェンスラインにプレッシャーが掛からなくなり。
岐阜は後ろでボールを動かし、フリーで前線にロングボールを蹴ってきました。



フリーでボールを蹴られるので。
ラフではなく正確なロングボールが飛んでくる様になり。
瀧谷とエヴァンドロの高さと強さに。
ジェフのディフェンスラインの4枚は。
競り合いで徐々に後手を踏む様になります。


ジェフの選手は、ボールや相手に対する出足が徐々に鈍くなり。
ロングボールのセカンドボールを。
徐々に岐阜に拾われる様になります。
これにより、ディフェンスラインがだんだん下がる様になります。



セカンドボールを拾われ。
中盤の選手の頭の上を、ボールが飛び交う展開に。
ジェフの中盤は、徐々にポジションを下げてしまいます。


2トップは前に残っていますが。
プレッシャーは掛からず。
後ろは徐々に下がってしまい。
中盤ど真ん中で、岐阜にボールを持たれる展開に。



後半は、前半とは一変。
岐阜がボールを自由に動かし。
ジェフのゴールに迫ってくる展開に。


後半開始早々。
岐阜の、ジェフの左サイドからのCK。
ゴール前のこぼれ球が、ジェフの右サイドに。
阿部が奪い切れなかったボールを、ゴール前に上げられ。
ヘディングから失点。


この時。
GK優也の真ん前に、フリーの選手が3人いました。
録画を見ると、オフサイドではないかなとも思うのですが。
対処したのは、イ・ジュヨン1人。
数m離れたポジションに、ジェフの選手が4人固まっていました。
選手の出足の悪さと対応の遅さで。
セットプレーから、
簡単に失点してしまいました。




これで、岐阜は完全に勢いにのってきます。
ジェフは、完全にディフェンスラインが引いてしまい。
合わせて、中盤の選手も重心が後ろに下がります。


前半スタートから飛ばして。
2点取ったけれど、後半開始早々失点し。
重心が後ろに移ってしまったジェフ。


試合の展開は。
前半とまったく逆になりました。



ジェフの劣勢は。
前からプレッシャーが掛からず。
岐阜に、後ろで自由にボールを動かされてしまったから。


ジェフは失点後。
膝を痛めた也真人に代わって、若狭がピッチへ。
若狭がボランチに入り、長澤が也真人のポジションへ。


チーム全体の運動量が減り。
ディフェンス面の課題が目立ってきた遥也に代えて北爪が右SHに。



今のジェフは。
この辺が厳しいと、正直思います。


今日のジェフの、ボランチより前の6枚は。
基本的に、攻撃的な選手。
チーム全体のリズムやバランスをコントロールしたり。
チームを落ち着かせる選手が、ピッチにもベンチにもいない。


言葉は悪いですが。
前半もう1点取っていれば、楽勝出来たかもしれない試合で。
前半からペースのコントロールが出来ず。
飛ばし過ぎたのに、相手の息の根を止められず。
後半は足が止まり。
岐阜のやりたい様に、試合を展開されてしまった。



なんとか耐えながら。
追加点を奪った長澤は。
よく走り、本当にいいプレーしたと思います。


ただ、その直後にまた失点。
75分にはエウトンに代えて眞紀人をピッチに立たせましたが。
眞紀人が前で走っても。
チームの重心が後ろに下がり。
岐阜が自由にプレーする状況は変わらず。


全体が下がってしまうと。
船山をサイドで使う意味も無くなってしまう。
眞紀人も孤立してしまう。
前でボールが納まらないから。
ジェフは時間を作れない。
時間を作れないから。
足が止まった選手には、余計に厳しい展開。
更に、ディフェンス面での連携が。
まだまだ構築出来ていないから。
ただただ引いて、守るだけになってしまう。



これは、今季の本当に大きな課題だと思います。
自分達のやりたいfootballで、ゴールを決めても。
相手の息の根を止める力が無い。
そして、守り切るだけの力が無い。
かといって、攻め続ける事が出来る訳でもない。


確かに、ボランチの3人がごっそり怪我で不在な事も。
大きく影響しているとは思います。



後半も、ジェフはなんだかんだいいながら。
いくつか決定的なチャンスを作れていました。
ただ、“もう1点”は生まれず。


更に、岐阜には。
ジェフのチャンス以上に、後半決定的な場面を作られてしまった。
下手すれば、今日は負けていたかもしれない。
それくらい、後半は岐阜にやられてしまった。




今のジェフは。
1点2点のリードを、簡単に守り切れるチームではない。
それを、実感しました。


常日頃から、ベタ引きカウンターしているクラブと違って。
普段、ジェフの選手は。
自分達でボールを動かし、ゴールを決める事を考えてプレーしている。


自分達の足が止まった段階で。
引いてブロック作って守るfootballを。
日々していないし、考えていない。


ここが、弱点というか。
常に相手に打ち勝って、上を目指すっていうジェフの。
一番の弱味かもしれません。



それこそ、2014シーズンの松本にいた頃の船山みたいな選手が岐阜にいれば。
今日は負けていたかもしれない。


今季最高の出だしだった前半から。
ここまで内容・展開が変わってしまう試合は。
なかなか無いと思う。



今日は、なんとか勝てました。
しかも連勝です。


順位も8位(暫定)まで上がりましたし。
首位(暫定)札幌との勝ち点差は変わりませんが。
2位までは、勝ち点3差になりました。



ここから暫くは。
勝てば、上にいけるけれど。
負ければ直ぐに落ちる。
J2リーグは、今季もそういう接戦です。


今日見えた課題は。
直ぐに解決したい。
ただ、アランダや勇人や富澤が。
いつ帰ってこれるか。
それは、まったく分かりません。



今日の試合でも。
関塚さんのやりたいfootballは。
よく分かりました。


ここから、kickoffの時間は遅くなりますが。
暑さは増していき、コンディションは厳しくなっていきます。
6月の最初の週は、平日にも試合があります。


関塚さんのやりたいfootballを実践していく為には。
夏の移籍期間に、超絶アタッカー獲ってこない限りは。
今のメンバーで、課題を解消していくしかない。



今日の前半のfootballを毎試合出来れば。
ジェフは、簡単に昇格出来ると思う。


ただ、それを90分は出来ない。
ならば、如何に自分達のfootballを実践しながら。
90分間を戦うか。
今のジェフは、一歩ずつ前に進んでいると思いますが。
その上で、今一番大きな課題が出てきたと思います。





すいません、もう眠いです。
続きは、次の長崎戦プレビューもどきで語ります。
一応、そういう予定です!



今日は勝って、とても嬉しかったですし。
前半のfootballは、とても素晴らしかったです。


ただ、毎試合今日の前半の様には出来ないと思いますし。
それを90分続ける事も、まだまだ出来ない。


苦労したり、なかなか結果が出ない事も。
今後あると思います。
ここから暑くなって、更にコンディションは厳しくなります。
試合のリズム・テンポや展開をコントロール出来ないと。
今日の後半よりも厳しい試合があるかもしれません。


ただ、常に前向きに。
選手とクラブを応援していきましょうよ!
サポには、それくらいしか出来ないですから。



すいません、眠いので終わりにします!





今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。



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