2015J2リーグ第3節 栃木戦観戦記(スカパー) | 酔っ払った犬(♂)のちょっと長い呟き

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開幕3連勝は達成出来ませんでした。
しかし開幕から3戦負け無しです!
今日も勝手に振り返ります!





2015J2リーグ第3節
栃木県グリーンスタジアム 3/21 13:00kickoff





ジェフユナイテッド千葉 1 ー 1 
         (前半   0 ー 0)
         (後半   1 ー 1)





前節 3位 → 2位
勝点 6 → 7
得点 3 → 4
失点 0 → 1
差  +3
完封 2





スタメン・選手交代

GK 高木 駿
DF 中村 太亮
DF 大岩 一貴
DF キム・ヒョヌン
DF 金井 貢史
MF パウリーニョ
MF 佐藤 勇人
MF 谷澤 達也
MF 井出 遥也(82分 → オナイウ 阿道)
MF ネイツ・ペチュニク
FW 森本 貴幸(90分 → 水野 晃樹)



ベンチメンバー

GK 岡本 昌弘
DF 田代 真一
MF 田中 佑昌
MF 佐藤 健太郎
MF 水野 晃樹(90分 ← 森本 貴幸)
FW オナイウ 阿道(82分 ← 井出 遥也)
FW 鈴木 隆行



得点

58分 森本 貴幸①



警告/退場

30分 キム・ヒョヌン 警告①



スタメン・フォーメーション






スタッツ

シュート:9-5
GK:1-7
CK:4-4
直接FK:18-15
間接FK:1-1
オフサイド:1-1
PK:1-0



今季得点
井出 遥也①
ネイツ・ペチュニク①
金井 貢史①
森本 貴幸①



今季警告/退場
谷澤 達也①/0
金井 貢史①/0
高木 駿①/0
キム・ヒョヌン①/0





Jリーグ開幕以来初のシーズン開幕3連勝を懸けた試合。
ジェフのスタメンは長崎・水戸戦と変わらず。
ベンチから北爪が外れ、代わって隆行が今季初のベンチ入り。


私が予想していたのとは、ちょっと違う展開の試合でした。





前半は、お互いに固い試合の入り。
スカパーの解説の方が何度も言っていましたが、先制点を与えない事をお互いに強く意識した前半でした。


開始15分くらいまでは、比較的前に出てきた栃木。
しかしその勢いが衰えてくると、ディフェンスラインの4人とボランチの2人がペナルティーエリア手前にブロックを作る様になります。
両SHも中に絞って、ジェフの攻撃を待ち構えます。




試合序盤は、特に2列目の3人の動きが重く、栃木の勢いに押されました。
しかし徐々にジェフがボールを保持する展開に。


しかしべったり引いている栃木を崩すプレーは見られず。
栃木は意図的にサイドのスペースを空けていたと思うのですが、そこも効果的には使えず。
栃木はサイドを空ける事でジェフの両SBのポジションを高くさせて、カウンターでその裏のスペースを狙っていたんだと思いますが。
それを警戒し過ぎたのか、全体的に攻撃時の運動量が少なかったからか。
ジェフはリスクのあるタテパスを出さず(出せず?)、サイド深いポジションにも侵入せず。
お互いに単調なテンポのまま前半は終了します。



前半、2列目の3人からは前節までの勢いを感じられませんでした。
攻撃に移る時の動きが少ないし、プレーが一つ遅い。
今日も攻守の切り替えの速かったジェフ。
しかし、それをタテへの速さにつなげられない。
一歩・ワンテンポ遅いから、栃木は陣形を整えられる。
栃木のカウンターを警戒してのプレーなのでしょうが。
常に2人くらいにマークされる森本は、必死にボールを呼び起点になろうとしていましたが。
2列目の選手と距離があり、度々潰されてしまいます。


森本はジェフのエースだし、W杯の経験もあるアタッカー。
その森本がボールを呼び起点になろうとしているのだから、もっと活かしてあげないと。
勝利、そして自動昇格の為には。
昨季よりもゴールを増やさなければいけないのだから。
森本には、もっとアタッカーとしての仕事をさせてあげたい。
今日はやたらと森本に笛を吹くレフリーのジャッジ基準も理解出来なかったし、ストレスのたまる試合だったのではないでしょうか。




「相手の嫌な事をやろう」と関塚さんに送り出された後半のジェフ。
運動量の減った栃木は、完全に引いてブロックを築いてきた。



栃木は、スカパーの解説の方が言う程切り替えが速くない。
ブロック作っているけれど、森本に厳しくマークに付く以外は左右に振られると簡単にマークを放しスペースが出来る。
しかもサイドのスペースを、半ば捨てて中を固めて守ってる。


過去5年苦しんだ“ベタ引きカウンター”。
長崎も水戸も、ボールを持って前に出てきた。
ここまで引いてくる相手との対戦は今季初。
後半は、完全にジェフがボールを保持して攻める展開でした。



前半よりも仕掛ける機会が増えてきたジェフ。
勇人が前線に顔を出す回数も増え、2列目の3人もようやく動き出します。


前述の様に、栃木はブロック作ってるけれど、簡単にマーク外すしスペースが出来る。
谷澤やペチュニクが中に入っていくと、ペナルティーアーク辺りに選手が集まって、両サイドにスペースが出来る。


サイドには厳しくこない栃木。
後半太亮は何本もクロスを上げたし、栃木陣内中央まではほぼジェフがボールを保持していた。
しかしクロスの精度と攻撃のアイデアが今日は不足していた。


今日もジェフはサイドチェンジを多用。
それでチャンスを作れていた。
しかし、そこから先が課題でした。




太亮のクロス。
今日は精度に欠けた。
前線の枚数は足りているのに。


ハンドを誘いPKを得た場面以外、クロスがチャンス・シュートになかなかつながらなかった。
これは大きな課題です。


サイドに厳しくこない栃木。
谷澤と太亮のコンビで、何度も深いポジションまで侵入。
昨季同様、右の金井は無理してまでは上がらない。


中で相手の高さや強さに跳ね返された訳ではなく。
単純にクロスの精度と中の選手との呼吸の課題。
これは改善したい。


ディフェンスに課題のある左サイドの2人。
攻撃に注力するのであれば、もっと決定的な場面を作ったり、最低でもシュートで終わる攻撃を目指さないと。


今後も、ジェフの左サイドを狙ってくる相手は多いはず。
一撃必殺、とはいかなくても。
カウンターの機会を与えない決定的な攻撃を目指していかなければ。



引いた相手を完全に崩せず、ここまで昇格を逃してきたジェフ。
今日も同じ課題に直面しました。


前述の様に、今日の栃木からは割りと簡単にギャップとかスペースを作れた。
しかしそこを使えない。


ペチュニクはまだまだコンディションが万全では無さそうですし、何よりも周りとタイミングが合っていない。
関塚さんがペチュニク代えないのは、一人で打開出来る能力があるのと高さと強さが相手にとっての脅威になるからと思う。
まずはベストな状態に、早くもっていってもらいたい。


遥也は、周りに使われるだけではなく周りをもっと使うプレーを意識したい。
今の森本は、身体のキレがある。
森本のほしい所にボールを出してあげたい。
なおかつ、自分がボールを受けてチャンスを作るんだって意識がほしい。
ペチュニクや谷澤が中に入ってくる時。
勇人やパウリーニョが前に出てくる時。
必ず相手のマークが外れるし、ギャップ・スペースが出来る。
ここを効果的に使いたい。
遥也は独特のボールテクニックでキープ出来るけれど、その分プレーの選択が一歩遅い。
引いた相手を崩すには、速い判断とプレーが絶対に必要。
ここで也真人に負けない様に。


後半、谷澤と太亮は左サイドを蹂躙出来た。
しかしゴールへはつなげられず。
谷澤は、サイドだけではなくもっと中でチャンスに絡んでほしい。
4-2-3-1のSHなのだから、外だけでなく中に入るプレーで攻撃を引っ張ってほしい。
谷澤は今ジェフで、攻撃のテンポを変えられる唯一の存在。
これで満足されたら困ります。


そして2列目の3人に一番足りないのは。
シュートを自分で打つ意識。
華麗さよりも結果を優先するfootballをチームで目指しているのだから。
まずシュート打たなきゃ何も始まらない。



それと関連して。
引いてブロック作る相手には、距離があっても前のスペースが空けばどんどんシュートを打つ事が有効と思う。
相手はそれに対応する為に、ブロックから離れ前に出てこなければならない。
それによってディフェンスラインにギャップ・スペースを作る事が出来る。


今日はスペースも時間もあったのに、シュートが少なかった。
しかもほぼ枠の外。
これでは相手のゴールキックになるだけで、セカンドボールやコーナーキックのチャンスは生まれない。


選手の技術が足りない訳ではないと思う。
もっとシュートを打つ意識を強く持てれば、解消出来る課題と感じる。




森本の先制PKの後。
あっという間にゴールを決められた。


栃木のゴールの場面。
確かにボールを見てしまう大岩の悪い癖が出てしまった。
でもその前に、クロスを上げさせてしまった事と一瞬の気の緩みが一番の課題と感じる。



栃木のゴールシーン。
ジェフのペナルティーエリアの中。
ジェフの選手は6人(高木除いて)、栃木の選手は4人いた。


ペナルティーエリア内で金井が潰され、サイドに転がったボール。
セルフジャッジしてしまったジェフ。
キムはボールを追うのが一瞬遅れてしまったし、ペチュニクの詰めも遅れてしまい、フリーでクロスを打たれてしまった。
なおかつ、ペナルティーエリア内の栃木の選手をフリーにしてしまった。
大岩だけの問題ではないと思う。



栃木の決定機は、多分あれだけだったと思う。
一瞬の油断が命取りにつながる。
過去5年散々学ばされた事を、今日も繰り返してしまった。





ここまで、厳しい事ばかり書いてきました。
実際に、課題の多く見られた試合だったと思う。
しかし私は、いつも通り前向きです。



今季は、セレッソ・大宮・磐田がジェフ以上の注目を浴び、他クラブの目の敵にされ対策されると思う。
実際長崎も水戸も、以前の様な特別なジェフ対策はしてこなかった。


しかし今日の栃木は、ホームゲームでもベタ引きカウンターだった。
J2で6年目のジェフにも、まだまだこれで対抗してくるクラブはいっぱいあるんだろうなと改めて実感した。


長崎や水戸戦の様に、相手にボールを持たせる試合が増えると思っていたけれど。
そうでもないのかもしれない。
そして、相変わらず引いて守られると崩せない。


それを、選手・チームもサポも改めて認識出来た事。
私は収穫と思う。



攻守の切り替えを速くして、タテに素早く攻める。
これだけじゃダメだって、シーズン当初に気が付いたんだから。
気付いたら、改善していけばいいんだよ。


気が付かないで、“自分達のプレー”って言ってて勝てなかったんだから今までは。
ここは大きな違いと思う。
今日の試合に勝てなかったのは、本当に心の底から悔しい。
パウリーニョの凱旋試合だったし。
今日の試合を、必ず意味あるものにしないといけないし、それが出来ればジェフは一つ上に行けると思う。




もちろん、よい点も多々あった。



まず金井。
今日も特別目立つプレーをした訳ではないけれど。
地味に効いている。


勇人・パウリーニョのボランチコンビとも相性はよいし。
攻守に安定している。
左よりも安心出来る。
ペチュニクのプレーが周りとタイミング等合ってくれば、右ももっと武器になれる。


footballするならば、やられたらやり返すくらいの気迫が絶対に必要と思う。
報復やラフプレーを称賛する意図はありませんが。
それくらいの根性と気迫がないと、真剣勝負は勝ち抜けない。
新居以来久し振りに、目線で相手を威圧出来る選手。
私はジェフに来るまでの金井のプレーを知りませんでしたが。
かなりのお気に入りです。
レッド貰わなければOKくらいに思っています!



森本はコンディションよさそうです。
なおかつ結果と勝利に飢えた感じがいいです。


もっと森本に、アタッカーとしてプレーさせたい。
パスさえ出せれば、昨季よりもゴール奪う事は容易と感じる。
それくらい、調子よさそうに見えます。


森本は当然、代表だって狙っているでしょう。
その能力はありますから。
今季ゴール量産し、ジェフを昇格させ代表にも復帰してほしいですね!



勇人とパウリーニョのボランチコンビ。
今日もとてもよかった。


TM山形戦の時と比べても、2人の関係・連携はとても進化している。
パウリーニョばかり話題になりますが、近くに勇人がいる事こそ一番パウリーニョが活きる事と思います。


この2人のプレーがあれば。
ジェフは簡単には崩れない。
パウリーニョではなく“勇人とパウリーニョ”こそジェフの心臓と思う。





まだまだ書きたい事があるのですが。
阿道や晃樹、ベンチに入った隆行の事も。
でももう眠くなってしまったので、そろそろ終わりにします。



今日は大勢のジェフサポがグリーンスタジアムに。
スカパー見ていても、ジェフサポの声がよく聞こえました。
これからも、チームを全力で後押ししていきましょう!
私はなかなかアウェー参戦出来ませんが。
心はアウェー参戦されている皆さんと同じです!



古巣との対戦となったパウリーニョ。
大歓声で迎えられたみたいですね。
パウリーニョの人柄やプレーと、本当にクラブとして手放したくなかった選手という事と思います。


クラブ存続の為に、選手を売らなければいけないクラブだってある。
イタリアでは、セリエAのクラブが破産。
我々ジェフサポも、そういった事を心の片隅に置いて、クラブをサポートしていきたいですね。
今日は改めて、ジェフの置かれた環境をありがたいと感じましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。




ジェフは、今日引き分けだったのに順位を上げ。
現時点で2位です!
次節は、ホーム・フクアリで、現在首位の岡山との決戦です。


このまま最終節まで自動昇格圏をキープする為にも。
絶対に結果のほしい一戦です。


栃木とは、当然フォーメーションも戦い方も違う相手。
しかし、ジェフの抱える課題は、相手に関わらず同じです。


試合で出た課題を克服し、次の試合に望む。
こんな循環を作りたい!
今日の試合を次につなげる為に。
選手・チームの更なる奮起を期待すると同時に、サポも頑張っていきましょう。


いつでもWIN BY ALL!
こんな感じでいきましょうよ!


もう眠いんで終わりです!





今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。





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今日の一言「パウリーニョを愛する栃木サポの心は、今日確かに受け取ったよ!」