小太郎は、この春大きな決断をしました。

何年も通っていた大学進学用の学校を辞めました。

前期の成績はOKだったので、そのまま通う事は出来ましたが、本人の気持ちを尊重しての事です。

小太郎は、以前の担任に嫌がらせを受けて以降、自分に自信がなくなりました。

担任はフランス語の先生で、彼の得意な教科ではなかった。

授業にどれだけ参加しているのかも点が付くので、分かる質問には手を挙げていたけれど、あてられない。

分からない問題は、挙手はできないわけで・・。そういう時に先生にあてられて、答えられない、又は答えが間違うと、クラス全員の前で、『はぁ、言えないんだ』『また、間違ってる。何故分からない』『この前も言えなかったのに』等々を毎週言われ続け、自分は出来ないんだ・・・と精神的にきてしまいました。もう、ある意味洗脳されてしまった。

この先生、教職という仕事が、合ってないと思う。生徒を追い込むのが得意・・・。

(先生のターゲットにされた3人の生徒のうち、一人は転校、もう一人は、フランス人とのハーフだったので言い返してました。)

何カ月も後に、小太郎から初めて聞いて事実を知った時は、大太郎共に愕然。ただ、小太郎の様子がおかしい事に、気付いていた矢先でした。既に別の担任になっていたので、学校側には言わず。まぁ、言っても先生ファーストの学校なので、何も変化はなかったと思います。

そんな状態のまま、何とか頑張っていた小太郎。

別の1レベル下の学校へ転校したいと言うので、州に問い合わせると、前期の成績がOKなら無試験で転校できると聞き一安心。彼は、そんなこんなでフランス語は聞きたくもない言語になってしまったので、語学の選択が出来るタイミングでイタリア語を選んで1年半やって来ました。ただ、転校先はイタリア語がなく、フランス語が必修。小太郎は、フランス語をほぼ忘れてしまったので、どうするか…という問題が出てきて、再度州に相談すると、無試験で転校するには、夏休みまで、大学進学用の学校は辞めれないが、受験をして合格すれば、いつ辞めてフランス語の勉強に集中しても良いと知り、悩む・・・。無試験で入れるのは魅力的だけど、転校後にフランス語で大変な事になる、又は、急に受験勉強をして早めに通っている学校を辞めるの2択。併願はダメだと言われ、思い切って受験をする事に。この選択が正しいのか、正直悩み、怖かったです。普段の学校の勉強やテストもあるので受験勉強は、2週間だけ。

結果、思った以上の高得点で合格し、彼は現在、フランスで語学留学中です。

今、同じクラスには、5人も日本人がいるらしい。小太郎の日本語力がアップしそうで心配でしたが、東大、東工大、青学卒等のやる気のある秀才方と行動を共にしているようで、8、9割はフランス語で会話をしていると聞いています。彼らは、秋からフランス国内の大学院に進学するそうで、今猛スピードでフランス語を勉強中なんだそう。そういう方々を見て刺激を受ける毎日、良いご縁だったと思っています。大学進学用の学校を辞めてしまったので、転校先の学校を卒業しても、そのまま大学には行けませんが、そこから1年から1年半勉強して受験をして大学を目指す事は出来ます。なんせ、大学進学率の低いスイス。そこを目指さなくても、自分のやりたい事をみつけて、それを頑張って欲しいと思っています。良いホストファミリー先で、生き生きとフランスで生活をしている小太郎を見た時、これで良かったと思えました。

小さな都市なので、治安がスイスとあまり変わらないかも・・・安心しました。

時間がゆっくり流れているような、気持ちがリラックスできる素敵な場所です。