「ここヒンツエンバッハのジャンプ台が好き。今日は自分の技術だけに集中できるようにして、それがうまく機能した。今日優勝できてものすごく嬉しい」 (高梨沙羅 )

 

ジャンプ女子W杯6戦オーストリア「ヒンツエンバッハ第2戦」(6日(土曜))。高梨沙羅選手が90メートルジャンプを2本揃え、2020年3月のリレハンメル大会以来、約1年ぶりの優勝を飾った。2位のクリツナー選手とは僅差の勝利だった。

 

これでW杯通算で58勝目をあげた。

 

そして本日、ヒンツエンバッハでの最終戦(7日(日曜)。前日の優勝で気を良くした高梨沙羅選手は、1回目で89メートルでトップに立つと、2回目は最長不倒を記録する92,5メートルを記録。前日に続き2連勝を飾った。2連勝は3シーズンぶりとなる。

 

男女歴代最多勝利を59に伸ばした。表彰台は104度目。

 

高梨選手にとってヒンツエンバッハでの優勝は、通算8度目で蔵王の7度を抜いてW杯では最もゲンのいいジャンプ台となった。

 

ここヒンツエンバッハでの初日(5日)、1回目のジャンプでトップにたった高梨選手だったが、思わぬハプニング。1回目終了後、スーツの規定違反でなんと失格。同じく日本の伊藤有希も同様に失格。6日は勢藤優花選手も失格と日本選手の失格が続いた。

 

スーツの検査は飛び終えた後にチェックされるようだ。選手は、空中で「浮力」が発生するようにサイズ規制ギリギリの大きさのスーツで飛行中に空気を取り込むように工夫?しているようだ。

 

さて、これにより、個人総合は426点で3位をキープ。今季3勝のクラマー選手に34点差まで迫った。 今月末には世界選手権がドイツで行われるが、いい状態で迎えることができそうだ。

 

3年連続の女王のルンビ選手は、今年はまだ本調子ではない。目覚めないうちに?点数を稼ぎたいところだ。

 

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「ショットが良くなかったけれども、悪いところも含めて次に繋がるようなミスもあったんで・・・パッティングに関しても最後の3ホールはいい形で終えられたので少し希望を持って、来週の練習に繋げられるかなと思います。来週シッカリ準備をしてリビエラ(カントリー)でいいプレーができるように頑張ります」(松山英樹)

 

男子米ゴルフツアー「フェニックスオープン」最終日、4バーディー2ボギーのツーアンダー、トータル8アンダー44位タイで終了した松山プロは肩を落としコメントした。得意の「フェニックスカントリー」だったが本人にとってもかなり「消化不良」だったと想像する。

 

今大会から目澤秀憲コーチが、練習日にはコース内を松山プロにつきっきりでスイングチェックをしていたようだ。スマホで映像を撮りながら、それを見ながらディスカッションする場面も。今回は結果は出なかったが、再来週の「ジェネシス招待」に期待したい。