SMAPや嵐など数多くの人気グループを育て、世に送り出した芸能界のカリスマと呼ばれたジャニーズ事務所の社長のジャニー喜多川さんが87歳で亡くなった。
今日は、どこのTV局も「ジャニーさん関連」のニュースで占められた。
日本の芸能界で、いかにジャニーさんの影響力が大きかったか改めてわかった。
ー 合掌 ー
ところで、ジャニーズ事務所というと、(私の世代だと)やはりあの4人組の「ジャニーズ」が思い浮かぶ・・・・
中でも、あおい輝彦さんは、あの「水戸黄門」で助さん役を演じていたことがあるし、八兵衛役の高橋元太郎さんと共に「唄がうまい」という印象がある。「水戸黄門」の中でも、時々歌うシーンがあるが、いつもその上手さには感心していた。
そのあおい輝彦さんと、幸運にも先月ライブで共演することができた。
6月22日、芝浦のレストラン「ピアシス」でG.S.のサベージを含む3バンドが出演したライブがあったが、あおいさんがライブを見に来たのである。
サベージとあおい輝彦さんとどんな結びつきがあるかというと・・・
リードギターの松田さんとあおいさんは、10代のころからの親友ということだ。
以前から、あおいさんについては、松田さんからいろんな話?を聞いていた。
あおいさんのコンサートで松田さんが「友情出演」したこともあったようだ。
ということで、私はあおいさんとは初めてお会いしたが・・・
イメージ的にはあの水戸黄門の助さんが、侍のカツラをかぶらずに現れたような感じ。
役者さんによっては、TVの役柄のイメージが強いと、実際のイメージとは異なったりするものだが
あおいさんは、イメージは「助さん」そのまま。しゃべり方や声の張りも「助さん」と重なるものがあった。
それにしても、あの「水戸黄門」が終了してから何年も経つというのにあおいさんの容姿は当時のまま。
この人は、歳をとることを忘れてしまっているようだ・・・
あおいさんはプライベートで見に来られたわけで、まさか「飛び入りで唄う」とは思ってもみなかった。
我々、サベージは「時計」という曲をよく唄っているが、この曲は以前(60年位前)ジャニーズ時代のあおいさんが歌っていた「時計をとめて」と同じ曲。
何と、この曲をエレキギターの弾き語りで唄ってくれたのだ。
私は、バックでハイハットシンバルを叩いただけの「共演」だった(笑)。
とはいえ、同じステージであおいさんの歌を肌で感じることができて幸運だった。
それにしても、この歌。
あおいさんは、目を閉じ、切々と、まるで祈るように、あるいは語りかけるような「ハートフル」な歌声でレストラン内に響き渡った。
唄い始めた途端・・・お客さんは息を呑むように静まり返って最後まで聴いていた。
この「時計をとめて」という曲。
聴き方を変えれば、あおいさんが、まるで「ジャニーさんへの思い」を歌ったようにも思えてくる・・・・
(この日、22日には既にジャニーさんが入院して深刻な状態であるという情報は流れていた)
「~ 過ぎ行く時は、帰らぬ思い出。 だからお願い時計を止めて~」
http://www.youtube.com/watch?v=nw4VtUVMSZc
↑ジャニーズ時代の「時計をとめて」のライブバージョンがお聴きになれます。当時は「青井輝彦」だったんですね。
お客さんと気さくに話をするあおい輝彦さん
ファンとのツーショットも・・・
ライブ終了後、お客さんを見送るサベージのリーダーの奥島さん・・・
隣りはリードギターの松田さん
エレキギターを持ったあおいさん・・・