現在行われている米女子ゴルフの今季メジャー2戦目「全米女子オープン」の2日目は、途中カミナリの接近と雨による中断があった。
コース内の木にもカミナリが落ちたようだ。
この中断で、全選手はホールアウトできず、残りホールは明日に持ち越し。
コースはアメリカサウスカロライナ州「チャールストンC.C.」
全米オープンというと「狭いフェアウェイ」「深いラフ」 「速いグリーン」といったイメージがあるのだが、このコースは、まるで「全英オープン」かと思うような、リンクスコースのような、広いフェアウエイ、深いラフもない。グリーンは広くてアンジュレーションがある。
なんとなく、「ざっくり」としたイメージで何か掴み所のない「河川敷のコース」といったところ・・・
なので、TV中継を見ていても、「全米オープン」の雰囲気を感じない。
そんな中で、「全英オープン」を得意?とする日本選手が暫定でトップに立っている。
比嘉真美子プロは、過去に「全英」に2度トップ5に入っている。
彼女は、初日はボギー無しの6バーディーで単独トップに立ち、二日目もパープレイでまとめ通算6アンダーで二日間を終了。
対照的に、リンクスコースが嫌いな日本人選手が予選落ちした。
日本のエース、前週も2位タイと健闘。期待された畑岡奈紗プロは惜しくも予選落ち。
この人、リンクスコースには弱く、結果を残していない。
本人は「リンクスコースは嫌い」のようだ。
特有の「風」や「縦の距離感」にも苦労をしているようだ。
畑岡プロは、初日は1オーバーと我慢のゴルフ。
今日二日目も、「イン」スタートで途中まではまずまずの内容。
17番で、3メートルをバーディー、トータルイーブンパーとして「さあ、これから!」と思った矢先。
18番ホールのグリーン上。7メートルのバーディーパットを2,5メートルもオーバー。
返しも入らず、まさかのボギーとしたあたりから彼女のいつものゴルフができなくなったようだ。
グリーンに乗せてもボギー、ましてやグリーンを外したら、「寄らず入らず」のゴルフ・・・
練習ラウンドでは風がなかったそうだが、畑岡奈紗プロはこのコースで優勝スコアは15アンダーと読んだようだ。
ところが、本戦に入ると思ったようなゴルフができず、「こんなはずではない」と思ったのかもしれない。
本人の中で、「焦り」が生まれた?
ましてや、同組の比嘉真美子プロが、良いゴルフをしていることもあったかもしれない。
カミナリでの中断後の再開・・・後半は、いっそう噛み合わないゴルフになってしまった。
決してショットが悪いわけではないし、内容は悪くないのにスコアに結びつかない・・・
結局、二日目5オーバー。トータル6オーバーで予選落ちとなった(勿論暫定ではあるがほぼ確定)。
まあ、ゴルフは難しいスポーツではある。
過去の全英チャンピオン。日本ツアーでも絶好調の申・ジエプロでさえ初日の8オーバーが響き、予選落ち。(6オーバー)
去年の全米で惜しくもプレーオフで敗れたキムヒョージュ(7オーバー)。
過去のチャンピオンでもあるチョンインジ。(8オーバー)
去年の全英のチャンピオン、先日の「サロンパスカップ」にも参戦したジョージアホール(11オーバー)等々・・・
ビッグネームが予選落ちしているのだ。
さて、優勝するためのキーは、やはりパッティングだろう・・・・・
比嘉真美子プロもそうだが、ジェシカコルダ、ネリーコルダ姉妹がいいパッティングをしている。
日本の鈴木あい、勝つみなみプロらのパッティングにも期待したい。