阪神の外野手マートンが日本でイチローの持つ年間安打記録(210本)を遂に超えた。マートンは今日のヤクルト戦でヒット3本の固め打ちで一気に自身の安打数を213とした。今年は200安打の当たり年?でヤクルトの青木、ロッテの西岡も200安打を超えている。イチローの時代は1シーズン130試合と現在よりも14試合少なかったわけだが、それにしてもマートンの記録は立派だ。安打記録は左打者の方が圧倒的に有利な中で、マートンは右打者だ。(ロッテの西岡はスイッチヒッター)例えば、同じ内野ゴロを打った場合、左打者の方が1塁に近い分、ヒットにする確立が高い。マートンは足は遅くはないが、特別速いわけでもない?ので、なおさらこの記録は評価できる。

マートンは相手のピッチャーの投球のクセなど分析を小まめにノートに書き込んでいるそうだ。とはいえ、1年目の今年は日本の野球には戸惑うことも多いと思うし、相手のピッチャーも当然マートンへの攻め方もいろいろと考えてくるわけだ。マートンのバッティングの良いところは広角に打てるということだろう。球に逆らわずに打てるのはバットコントロールが上手いからだろう。


さて、セリーグのもうひとつの関心は、誰が首位打者になるかだ。現在のところはヤクルトの青木が358で頭ひとつ抜けてはいるがまだまだ分からない。阪神の平野もマートン同様今日は猛打賞をはなっているし、これからの展開によっては平野にもチャンスはある。いずれにせよ首位打者争いは青木、平野、マートン、この3人に絞られた。