君はまたそうやって
あたしの中心を突いて。
生憎抵抗できるだけの余裕と能力を
あたしは持ち合わせていないから
自然と弾む気持ちを抑えきれずに
まんまと口元は緩んで。
アイツごときに、なんて
悪態をつくあたり
あたしはまだまだ子供で。
アイツには
あたしよりも綺麗で、
頭が良くて、
背が高くて、
性格なんかも最高にいいお姉様がお似合いなのも
百も承知で。
でも、ね。
大好きなんだよ、ばか。
溢れそうになる滴を無理矢理押し込んで
煩いくらいに輝くオリオン座を見上げて
このまま明日なんて来なければいいのに、
なんて
神様にも背くようなことを口にして。
悔しいから
世界中のどんなものより
君の笑顔が輝いてみえる、なんてことは
絶対に教えてなんかあげないけど。
今年も始まる
ながいながい片恋に息切れしないように
あたしは大きく息をすった