自チームには膝が痛い(違和感)のある選手と、足首に問題のある選手が1人ずついる。
前者はそもそも膝の動きには問題がほとんどなく、全体的に言えばまぁまぁ動けている選手。
後者はバレー歴がとても長く捻挫を繰り返している選手。
前者においては膝以外の部分が原因で膝にストレスをかけているパターン。後者は繰り返す足首へのストレスが蓄積して複雑化しているパターン。
ちなみに前者も結局は足首の問題が膝に来ている可能性が高い評価であった。
前者(以下、A)は右膝に違和感があり、しゃがむような動作をすると右足首は深く曲げることが難しいとのこと。ランジポジションにしても左右差がありやはり右背屈は目視だけで機能低下を認める。つまり、背屈位での制御ができないことで膝への代償(代わりに補う動作)、つまりストレスを与え続けていることが原因と思われる。また、昨日少し足全体を触った感じの印象だと足部全体(趾を含む)が少し固い。
車で例えると、タイヤが足部、サスペンションが足首です。サスペンションが効かなければ車は凸凹と上下に衝撃を受けます。タイヤの空気圧が低下していればサスペンションに負担がかかり幾らかは衝撃を和らげることができるかもしれませんが結局は凸凹の衝撃を受けることになります。タイヤとサスペンションが共に機能することで車体はストレスから免れる仕組みがあるわけです。
つまりAの例ではタイヤ(趾)の空気圧が少し低下し、サスペンション(足首)が機能しない状況で走行を続けてストレスを感じている状態に似ていると思います。
なのでこの場合、タイヤはわずかな修正、サスペンションを機能的にすることが課題になるわけです。
後者(以下、B)は足首そのものに問題があり、足首に症状があるパターン。
関節遊離体でオペをしていて、その後も時々足首に不安を感じている様子。これは完全に足首を慢性的にストレス動作に晒した結果、遊離体が生まれてそれを除去しただけでストレス動作がなくなったわけではないので時々痛む、という理屈はスムーズに理解しやすいかと思います。
また、別パターンではAのパターンから膝靭帯断裂や半月板損傷までいってしまう重症例や、Bパターンから腰痛や股関節痛といった関節をまたいだところに痛みが出る例も少なくはありません。
彼らには原因は伝えてあるので希望するようであれば今後マンツーマンサポートしていく感じです。
自チームながら典型的な例があったのでここにご紹介させていただき、これに共通点がある方なんかは参考にしてもらうといいかもしれません。
膝が痛いからと言って膝を機にするのが間違いかもしれませんし、足首が痛くて足首にしか原因がないこともあります。
様々な例を見てきて結局思うのは、その競技だけやって特化しすぎると怪我は起こるよね、ってことです。できるだけいろんな動きを取り入れて苦手な動きを減らしながら専門競技を楽しむことが大切かな、と。