うつ病になって休職し、営業からの配置転換を経験しました。
その時、考えたのが労災の申請でした。
通院するようになってから、手帳に退社時間を記録してました。
また、営業課長当時、航空機での出張が多かったので搭乗履歴も集めました。
府の相談窓口に行きましたが、20年超の昔は精神疾患の労災認定は大変難しく
申請に対する認定率は10%未満だったように記憶しています。
担当者から「労災認定が得られても、過去5年間の医療費等が給付されるだけで、
会社が休職や配置転換等の対応をしてくれているのなら、会社と喧嘩しない方が良い」
とのアドバイスをされました。
ということで、労災申請はしませんでした。
当時に比べれば、今か残業時間の過労死ラインの設定や産業医との面談(任意ですが)
ストレスチェック制度等様々な施策が作成され実施されています。
それでも、過労死が無くならないのは、企業や病院や組織体が「健康経営」という
概念を持たないからだと思います。
ここ数年、健康経営が叫ばれるようになりましたが、まだまだ認知されていないようです。