KJを泣かせてしまった1週間後
LA帰りホヤホヤの自由人
最強オンナトモダチ2人めのYKと会った
前述のKJとこのYKはもちろん友達で
ワタシを含めた3人で何ヶ月かに1度は集まり
仕事のこと恋愛のこと人生のこと
誰にでも訪れる人生のあれやこれやを
世紀に起こった「とんでもない一大事」として扱い
寄り添って聴きながらも
最後は爆笑で終わり
「アンタ達、マジさいこーーーーーーー!」
で締めくくる会をしている仲
要は
最高の仲だ
YKはイッパツでワタシの変化を感じてしまったらしく
平静を装って仕事をしている(しようとしている)ワタシの前にドカっと座り
「ねぇ、何かあった?」と聞く
ワタシは苦笑いでその場をやり過ごそうとしたが
キーボードの手元を見ていても
彼女の視線がワタシの中心に刺さり続けたままで
顔を上げて答えるしかなかった
「あの、なんというか」
「うん」
「死にそうなんだけど、結構」
「どうした」
「ここじゃ全部は話せないんだけど」
「うん」
「もう無理でね」
「・・・・なにに無理なの?」
「自分が自分で生きていること」
「・・・・・・・」
「過去最強に『無理』に襲われてて」
「・・・うん」
「もう頑張りたくないんだけど」
「うん」
「でもそう思った数時間後には『目標見つけよう!』とか
『叶えたいこと書き出してみよう』とか思って、イクゼワタシ!がやって来て」
「うん」
「でも、その数時間後に突然またサヨナラワタシがやって来て」
「うんうん」
「その2人の自分の高低差に、もう疲れた」
「・・・・それは」
「・・・・・・ん」
「それは、しんどいな。アンタ。」
その日の仕事中
彼女の視線はワタシに合ったように思う
遠くから、でも近くで
ワタシをずっと見ていた
自分でも予想がつかない頻度でやってくる
「2人のワタシ」
イクゼワタシ!にしがみついてたい自分と
それよりも何十倍も強力なチカラで引っ張る
サヨナラワタシ
YKは何も言わず
引っ張られ合って途方にくれているワタシを
ただただ見守ってくれていた