ずっと前からそうだった
ワタシは見た目や仕事ぶりに反して
恋愛関係や人間関係においては
すこぶる不器用だった
不器用さがどんなものかは追々書いていくとして
ひとりで生きるにはさぞかし生き辛いであろう
と、きっとそこに神様のお計らいがあり
その不器用さをマルっとそのまま受け止めてくれる
神々しくいとしか言いようのない
最強のオンナトドモダチに恵まれた
彼女達は
ワタシのメンターであり
ブレーンであり
コントローラーであり
そっと包み込んでくれる柔らかな毛布であり
酔いたい夜にイッパツで酔えるお酒であり
寝る前 心おだやかに読む聖書であり
雨のあとにそっとかかる虹であり
我が子を見守る大きな母のようであり
ときに
ワタシとおなじくらいどうしようもない
とにかくチャーミングで
とにかく偉大な存在なのだ
大袈裟でもなんでもなく
今日のワタシは彼女たちの手によって
生きているようなものだ
2週間前
フランス出張から戻ってきた
その最強オンナトモダチのひとりKJが
食べれなくなってすっかり小さくなったワタシを見て
泣いた
「ワタシはこんなにもアンタのこと愛してるのに
なんでアンタはアンタのこと愛してあげられないんだろう」
秋の夜風を感じる
サラダ専門店のテラス席
目の前でワタシを想って涙を流す友人をみて
ワタシもそこで静かに涙をこぼした
くちびるを噛んで
それでもその日ようやく「食べた」サラダを飲み込みながら
「ワタシは何をやっているんだろう」
と心から思った
丸裸でそこに座っているような気分だった
実際にそんな経験はないが
少しだけ悪いことをして母を泣かせたような
なんだかそんな気分だった
どんな状況のワタシにも
悲しませたくない人
涙を流させたくない人がいることがいるのだと
それだけがずっとずっとカラダの中をぐるぐるしていた